北海道知事選に立候補する石川知裕氏(右)とともに街頭演説をする立憲民主党の枝野幸男代表=2019年3月15日、北海道北斗市 立憲民主惨敗、北海道で、大阪で 気がつけば、風がやんでいた。 1年半前の衆院選で野党第一党の民進党が分裂。ちりぢりになった野党勢力の中で唯一、期待されていたのは、野党第一党に躍り出た立憲の「勢い」だった。 しかし、4月7日に投開票された統一地方選の前半戦、11道府県知事選のうち唯一、与野党対決の構図になった北海道知事選で、自民党、公明党、新党大地が推薦した前夕張市長の鈴木直道氏(38)が、立憲民主党など野党5党が推薦した元衆院議員の石川知裕氏(45)に圧勝したのだ。 かつて「民主王国」と呼ばれ、いまでも立憲の国会議員が多い北海道でも、互角の戦いに持ち込むことさえできなかった。 北海道知事選だけではない。 同じ7日に投開票された41道府県議選と17政令指定市議選で、立憲