対戦型のコンピューターゲームを「スポーツ」とみなして腕を競う「eスポーツ」が話題だった2018年のゲーム業界。eスポーツの業界団体「日本eスポーツ連合」が設立、日本テレビや吉本興業などもeスポーツに参入、日本野球機構が主催して「実況パワフルプロ野球」の12球団参加のゲーム大会も開催。流行語大賞のトップテンにも選ばれるなど、盛り上がるeスポーツの現状と課題について、多くのeスポーツのイベント運営を手掛ける“キーマン”のグルーブシンク(東京都新宿区)の松井悠社長に話を聞いた。 元“プロ級”のゲーマーの社長 グルーブシンクは、ソニーグループやキッズステーションなどのホームページ制作をする会社だが、一方でゲームイベントを約20年も運営しているなど、eスポーツのイベント運営の実績もある。松井社長は、ゲーム開発者向けの交流会「CEDEC」でもeスポーツの講演をするなど、業界では知られた存在だ。 松井社