2007年12月16日 0という概念を追求した仏教と三蔵法師 (2) カテゴリ:歴史 藤原紀香インドへ ~0誕生の国で見た数学のルーツという番組でのこと。 インド東部のナーラングーに世界最古の大学があった。 今からおよそ2500年前にこの国で生まれた仏教。その大学跡のナーランダー遺跡である。 ナーランダーとは運のある場所という意味で、運は知恵の象徴のため、知恵を与える場所と解釈される。5世紀から12世紀に渡って栄えた。縦10キロ、横5キロに渡る敷地内では、世界各国から1万人以上の僧侶が寄宿。1500人もの教師スタッフが学問、研究に従事していたという。 あの西遊紀で有名な三蔵法師(玄奘三蔵)が国禁を犯してまで目指した天竺(てんじく)がまさにここ。中国の長安(今の西安)を出発してから3年後、この天竺に着き、およそ5年間この地に留まったという。 ナーランダ大学の仏教学部教授エーケー・ミシュラ氏に