[東京 1日 ロイター] - ヤフー<4689.T>が1日発表した2015年3月期連結決算(国際会計基準)は売上高が前年比4.9%増の4284億円、営業利益が同0.4%増の1972億円と、18期連続で増収・増益となった。スマートフォン(スマホ)広告の売上拡大が収益を押し上げた。 広告関連売上高は前年比7.4%増の2498億円だった。スマホ経由は前年比11.6%ポイント増の33.4%に拡大。この結果、スマホ広告の売上高は前年比64.6%増の834億円に成長した。 ヤフーをめぐっては、スマホ対応の遅れを指摘する声も出ているが、宮坂学社長は会見で「スマホでもヤフーが使われるかどうかという問いに対しては『使われます』という答えが徐々に出せつつある」と説明。その上で「これまでの3年間でスマホのブラウザでヤフーが使われるようになったことは証明できたので、次はアプリでも使われることに挑戦する3年になる」