アワビの餌である海藻類の光合成に必要な 葉緑素のクロロフィルの分解成分であるフェオホルバイドが原因といわれており、 とくに日光に当たりやすい体の部分が痒くなったり炎症を起こしたりします。 同じことが猫にも起こりえます。 猫がアワビを始めとした貝類の内臓を食べると 全身を毛でおおわれた猫の場合、 毛の比較的薄い耳が日光に当たるとかぶれてきて、 痒くてかきむしっているうちにただれて、 やがてボロボロになってしまう、と考えられるのです。 中にはあさりやホタテなど猫が食べられる貝もありますが、 特にアワビ・トリガイ・サザエ・トコブシなどは毒成分を持っており、 光線過敏症の原因になってしまうと言われています。 また、フェオホルバイドは海藻がよく成長する春先に、 より蓄積されるとみられ、 なぜ、春先にだけ中毒成分が蓄積するのか、 そして、人や猫がどれだけの量を摂取すると中毒症状を起こすのかも不明なよう
![「猫がアワビを食べると耳が落ちる」と言う話は本当か。原因はフェオホルバイド。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1d7996ac7cee44bbc7e3cbbec734bfa550d418d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi2.wp.com%2Fmainichihime.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F07%2FIMG_8910-1.jpg%3Ffit%3D780%252C571%26ssl%3D1)