共産党が16日に東京都内で開いた集会で、熊本地震の被災者に対する義援金と、党に対する寄付を同じ募金袋で集めていたことが分かった。小池晃書記局長が18日の記者会見で明らかにした。区別がつかず、誤解を招く恐れがあるとして、党は集会を開いた次期衆院選の立候補予定者らを注意し、全額を被災地に送ることを決めた。 集会は、東京3区の立候補予定者が同党の支援者を対象に開いた。その際の募金で約37万円が集まり、立候補予定者が「熊本の被災地救援、北海道5区補選支援、党躍進のためにありがたく使わせていただきます」とツイッターに書き込み、「なぜ全額被災地に送らないのか」などの批判が寄せられた。 小池氏によると、ほかの集会では震災に限った募金活動をしているという。