同性愛者や性同一性障害など、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちへの理解を深めようと、東京・文京区は、啓発カードを新たに作成し、職員に配り始めました。 啓発カードは、性的指向による差別を禁止する条例を施行している文京区がその一環として新たに作りました。 26日は、各職場の代表のおよそ40人にカードが配られ、担当者が「LGBTの人は人口全体の7%あまりいるとされ、区の職員の中にもいます。まずは私たち自身が知り各職場に周知してほしい」と呼びかけました。 カードは名刺サイズの折りたたみ型で、LGBTが同性愛や性同一性障害の人たちの総称であることや、役所や病院では、身分証と外見の性別が違うため必要以上に緊張することなどが説明されています。 カードを受け取った女性職員は「窓口にLGBTの人が来た場合も気持ちよく対応できるよう職員を指導したい」と話していました。 カードを作成した文京区男女協働
心と体の性が一致しない性同一性障害など、いわゆる性的マイノリティーの子どもにどのような配慮が必要か、文部科学省が対応の在り方を初めてまとめ、30日、全国の教育委員会などに通知しました。 30日、教育委員会などに出した通知によりますと、性同一性障害については、子どもや保護者から相談を受けた場合、サポートチームを作って情報を共有し、医療機関とも連携しながら組織的に取り組むことが重要だとしています。 医療機関で性同一性障害と診断されていなくても子どもの悩みに寄り添い支援を行うことや、卒業後に戸籍上の性別を変更してそれを反映した卒業証明書の発行を求められた場合は、戸籍を確認したうえで当事者が不利益を被らないように対応するとしています。 また、同性愛などほかの性的マイノリティーの子どもに対しても、相談体制を充実させ、教職員が心ない言動をしないよう求めています。 文部科学省児童生徒課の坪田知広課長は、
講談社から3月9日に発売予定だった幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」の単行本が発売中止となり、ウェブ上での連載も打ち切られることになった。幾夜さんのブログによると、性的少数者(LGBT)からのクレームを恐れた講談社側の意向で発売中止になったという。これを受けて、DeNAが配信する「マンガボックス」での連載も15日公開の第15話で打ち切られることになった。 この漫画は医療技術が進んだ未来社会を描いたラブコメディ。「性選択制度」で、18歳以上の国民が男女の性別を自由に選択できるようになっているという設定だ。高校3年生の勇次が、女性に性別変更した従兄弟の「啓ちゃん」への思いを募らせていく様子を描いている。
【※追記】 「境界のないセカイ」はKADOKAWAさまの月刊少年エースに連載移籍が決まり、単行本もKADOKAWAさまから発行されることになりました。 応援下さいました皆様、ありがとうございました! 「境界のないセカイ」は本日公開の第15話をもってマンガボックスさんでの連載を終了することになりました。 これまで本作を楽しみにして下さっていた皆様、力及ばず申し訳ありません。 この先話が長くなるのでまず要点を先に書きますと。 ①「境界のないセカイ」の講談社からの単行本発売はなし ②「境界のないセカイ」のマンガボックスでの連載は15話で打ち切り ③「境界のないセカイ」企画の再建先を募集中 ④「境界のないセカイ」以外でもお仕事募集中 ……ということです。 連載中止の理由ですが、講談社さんからの表現上の問題から単行本発売中止決定し、これによりマンガボックスさんが本作で収益をあげられる見込みがなくなっ
様々な性のあり方を写真、演劇、絵画などの表現で伝えようと、「徳島カラーフリー文化祭」が28日、徳島市のアスティとくしまであった。同性愛者のレズビアンやゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど、性的少数者の当事者や支援者でつくる「SAG徳島」が主催し、県内外からの約80人でにぎわった。 会場では、SAG徳島の代表で鳴門教育大大学院の葛西真記子教授(臨床心理学)による性的少数者についての説明や、当事者らによる音楽ライブ、性に関する演劇などがあった。 韓国の打楽器を演奏した東京都の諸葛(ちぇがる)やかさん(33)は男性に生まれたが、幼稚園のころから自分の性に違和感を持っていた。しぐさなどが女性らしく、「変わった男の子」と言われていたという。20代後半にネットで「トランスジェンダー」という言葉を知り、女性の服装を着たり女性ホルモンを注射したりするようになった。
◎執筆・講演のご依頼はお気軽にお問い合わせください◎ →メール案内ページ 「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などはお知らせブログにて 先日紹介したアニメ『プリパラ』に登場するレオナ・ウェストちゃんですが、その後もつつがなく女の子のアイドルとしてライブ活動を続けています。 (以下、画像は放送配信画面よりキャプチャ) 作中では、18話の冒頭以降はさしたる説明もなく、「いゃ、レオナはこういう子だから。何か問題ある?」とでも言わんばかりのスタンスで粛々とストーリーが進行し、レオナの性別については半ば忘れられがちな設定のひとつとなっています。 これはすなわち、私が講演などでも強く訴えているところの「性別よりも前
◎執筆・講演のご依頼はお気軽にお問い合わせください◎ →メール案内ページ 「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などはお知らせブログにて 現実世界では、まだまだ性的少数者・セクシュアルマイノリティへの偏見や差別的な事案が少なくない実情が否定できませんが、ラノベやマンガ・アニメといったポピュラーカルチャーの世界では、そうした現実の一歩先を行く設定や描写が珍しくないのは、よく知られているところでしょう。 むしろ、必ずしも現実世界のそれらの実態を忠実に反映したものではないにしても、同性愛や性転換・異性装といった題材は、積極的に好まれ、ジャンルとして繁栄しているとさえ言えます。 そして、そんな中でも、この2014
通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり 」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書) 他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ
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