【池田洋一郎】阪急京都線の大山崎―長岡天神間に建設が進められていた西山天王山駅(京都府長岡京市)が完成し16日、報道陣らに公開された。開業は21日。同駅は京都縦貫自動車道と交差する地点にあり、電車と高速バスの間で乗り換えができる「全国的に珍しい駅」(近畿運輸局)となる。 阪急によると、平日に準急と普通電車が上下計240本停車予定。大山崎―長岡天神間は4・0キロあり、阪急の中で駅間距離が2番目に長かった。新駅は縦貫道の高架下にあり、エレベーターで真上のバス停につながる。首都圏などへの高速バスに乗り換えができる。今年4月にできた長岡京インターチェンジにも近いため、マイカーから乗り換える「パークアンドライド駐車場」も設置。 今春、縦貫道が延伸されたのに合わせ、阪急と長岡京市が駅の建設費約20億円を折半した。