■橘、粘るバレーで日本一へ 荏田、攻撃磨き目指すは頂点 「春の高校バレー」として来年1月5日に「東京体育館」(東京都渋谷区)で開幕する「第67回全日本バレーボール高校選手権大会」(日本バレーボール協会、産経新聞社、フジテレビなど主催)を前に、激戦を勝ち抜いた神奈川の代表校のうち、男子2チームを紹介する。 ◇ □川崎市立橘高校(川崎市中原区中丸子) 9年連続15度目の出場を決めた春の高校バレーの常連校。県大会では持ち前の粘り強さを武器に順調に勝ち進み、優勝を果たした。主将の杉山敏基選手は「日本一へ、一戦一戦気持ちをぶつけたい」と大舞台での活躍を誓う。 平均身長約179センチと、決して大型のチームではない。中村進太朗監督は「粘り強いレシーブで、どれだけ相手を追い詰められるかが勝負の鍵を握る」と話す。リベロの阿蛭駿選手を中心にコートを縦横無尽に走り回り、拾ってつなぐバレーを展開する。 攻撃の要と