Tweet 震災発生から1カ月が過ぎ避難生活が長期化する中、宮古市の避難所で住民のプライバシーを守る間仕切りの設置が進んでいる。市指定避難所17カ所のうち5カ所が設置しており、今後も増える見込み。住民からは「周囲の視線を気にしなくてよい」など歓迎の声がある一方で「圧迫感がある」「コミュニケーションが取りにくい」などの意見もある。各避難所ごとの十分な合意形成が求められる。 宮古市では避難住民を規模の大きな場所に集約したり、学校再開に向けて教室から体育館に移動する動きが加速した。それに伴い、4カ所は市が提供した物資で間仕切りし、1カ所は独自で準備して設置した。 同市田老のグリーンピア三陸みやこは、約400人が避難するアリーナ内を専用の段ボールで仕切った。1ブロックは9平方メートル。2人を基本とし、家族の人数に合わせて調整した。 3人で生活する佐々木一彦さん(79)は「いつも見られているという感