先月までは,AWT/Java2Dの新機能を紹介してきました。今月からはSwingの新機能に移りましょう。とはいうものの,今週と来週はAWTとSwingの両方で通用する機能を紹介します。 SwingやAWTで悩ましい問題として,コンポーネントのレイアウトがあります。 どのレイアウト・マネージャを使えばいいのか,どのように配置すればいいのか,思ったように配置できない,などなど。面倒になってレイアウト・マネージャをnullにしてしまった経験をお持ちの方も多いと思います。 Java SE 6では,レイアウトの機能も拡張されました。 そこで,今週は既存のレイアウト・マネージャの拡張機能,来週は新しいレイアウト・マネージャであるGroupLayoutクラスについて解説します。 文字の属性 コンポーネントを水平方向にレイアウトする場合を考えてみましょう。このような場合,垂直方向の位置合わせにはコンポーネ
警告ダイアログやエラーを示すダイアログは常に前面に表示したいところです。この手の情報はユーザに気づいてもらわなければどうしようもないのですから。 ところが、今まで Java ではこれを制御することができませんでした。 もちろん、Window#toFront メソッドを使用すれば前面に表示することもできます。しかし、他のウィンドウにフォーカスが当たってしまうと後ろに隠れてしまうのです。 それがやっと Tiger で常に前面にするメソッドが加わりました。 Window#setAlwaysOnTop(false) Window クラスなので、派生クラスである Frame, Dialog, JWindow, JFrame, JDialog の各クラスも使用することができます。
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