国宝のびょうぶから、漫画の原画まで、紫式部の「源氏物語」をモチーフにした美術作品を集めた展覧会がアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で始まるのを前にメディアに公開されました。 このうち、江戸時代初期の絵師、俵屋宗達による「源氏物語関屋澪標図屏風」は源氏物語の主人公、光源氏が別れた恋人と偶然再会した場面を描いたもので、国宝に指定されています。 また、会場には、明治から大正にかけて歌人の与謝野晶子が現代語訳した「新訳源氏物語」の表紙や挿絵のほか、源氏物語を描いた大和和紀さんの漫画、「あさきゆめみし」の原画まで幅広く展示されています。 展覧会の準備が進んでいた去年3月には、先月亡くなった日本文学の研究者、ドナルド・キーンさんが美術館を訪ね、源氏物語をニューヨークの書店で手に取ったのを機に、日本との関わりが始まったと話し、開催を喜んでいたということです。 展覧会を担当するジョン・カーペンタ
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