基礎の公理の成り立たない集合論 (non well-founded set theory) について 渕野 昌(Sakaé Fuchino) (この文章はまだ書きかけです) 2008年の夏にネット上に公開した文書 の中で, … というのも, なぜだかは分らない が,∈-無限下降列に対して病的な興味を示す素人数学者が後をたたないからで ある.私の知っている例でも,体系の言語で記述される(内的な)無限降下列 とモデルでの無限降下列の区別さえ定かでないような,∈ の整列性を仮定し ない集合論に関するあやしげな博士論文が,集合論以外の専門の数学者による 審査で通ってしまった,という,ある旧帝国大学*2での最近の事例がある.こ のような不愉快な傾向に拍車をかけるようなまねはくれぐれもやめてほしい, と強く希望する次第である. と書きました. 「とんでも数学者」を挑発しようと思って,意図的にこのような