はじめに 「Rxを使った設計をビジュアル化する」の続きです。 前回はフルに Rx を使った設計をどのように行うか1を考えて、ビジュアル化して説明しました。その際にシステムを分割する手法として従来のクラス分割の考え方が利用できることを示しました。 しかしコード例を見ると、クラスの内部実装は従来のオブジェクト指向、手続き型のコードとは似ても似つかないものになっています。 ここでは従来の実装が、 Rx のオペレータを使った実装にどのように置き換わるのかを例をあげて解析してみようと思います。 そして、なぜ Rx が関数型プログラミングとの絡みで語られることがあるのかを考えてみます2。 実装がどう変わったか? メソッドがやっていたこと メソッドがやっていたことを分類してみます。 プロパティの読み書きは getter / setter アクセスでも同じことなので、これらはメソッド呼び出しと捉えられます