新入社員研修をしていると、「答え探し」をしようとする新入社員が多いことに気づく。グループワークの課題を出すと、自分の意見を出すのではなく、「このワークの落とし所はどこでしょうね」と話し出す。これは、「正解」を求めることを第一とする日本の教育の弊害の1つと言っていい。考え抜いて自分なりの解を出すことができないのは新入社員に限った話ではない。社会人になって10年以上経っている人でも、自分の頭で考え抜けていない人は多くいる。 デンマークは、いち早く教育改革が行われたことで有名だ。正解を教えるのではなく、プロセスを自分で考えさせることを重視している。教育のゴールは、自分の人生を自分で選択する主体的な人を育てることにある。 変化の時代、答えがない時代ほど、自分の頭で考え、自分なりに方向性を見出し、その方向に向けて、自分自身や周囲の人を導いていく力が求められてくる。上司力を高めるための1つ目は、リーダ
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