仏VUPENによると、ハッキングに使ったコードではChromeのサンドボックスやWindowsのセキュリティ機能を全てかわすことができるという。 フランスのセキュリティ企業VUPENは5月9日、GoogleのWebブラウザ「Chrome」に実装されているセキュリティ機能をかわして同ブラウザをハッキングすることに成功したと発表した。 VUPENのブログによると、ハッキングに使ったコードは同社が発見した未解決の脆弱性を利用して、Google Chromeのサンドボックスをはじめ、WindowsのAddress Space Layout Randomization(ASLR)やデータ実行防止(DEP)といったセキュリティ機能を全てかわすことができるという。コードを実行した後もクラッシュを誘発しないため、ユーザーにも気付かれにくいとしている。 このコードは32ビットと64ビットの全Windowsに