■市民「逆に暑くなるのでは」職員「仕事しにくい」 「京都らしいクールビズ」として昨夏の節電期間中、職員に浴衣での勤務を推奨した京都市が、今年は呼び掛けを中止したことが3日、分かった。「京都らしく見た目も涼しい」として導入したものの、「浴衣を着ている方が暑い」「仕事がやりにくい」といった声が市民や職員から相次いだことが理由。“京都らしさ”を追求した節電対策で、中止を惜しむ声も聞かれるが、定着させるのは難しかったようだ。 市地球温暖化対策室によると、昨夏の節電期間中、市はクールビズスタイルとして綿パンツ、ポロシャツ、半袖ワイシャツなどとともに、浴衣の着用を例示して推奨。早速、昨年7月1日から、女性職員数人が浴衣姿で勤務に臨んだ。 しかし、市関係者によると、市民から「浴衣では逆に暑くなるのでは」「浴衣は仕事着ではない」などの意見が寄せられた。 職員からも「洋服に比べて仕事がしにくい」「出