2008/05/09 Web系の企業には、ユニークな特徴を持つところが多い。企業風土、サービスの内容や、サービス名そのものがユニークなこともある。こうした独特さは、どのようにして生まれているのか。おもしろ系の代表として、オモロ検索エンジン「SAGOOL」、不動産情報検索サイト「いえーい」など、ユニークなサービスを提供するチームラボに話を聞いた。 “Bダッシュ”の気持ちよさ チームラボが開発するユニークなサービス・プロダクト群を貫くのは、企業理念とでもいうべき“ある思い”だ。 「携帯電話のボタンは、誰かと話をしたいから押すわけで、その行為自体に価値はない。しかし、打つことそのものにまったく別の価値を与えてみるとどうなるだろう。“打っていること自体が気持ちいい”という主観が発生するのではないだろうか」(チームラボ 代表取締役社長 猪子寿之氏)。 猪子氏は、この感覚こそ日本文化そのものだと話す。