ブックマーク / zuisho.hatenadiary.jp (11)

  • 人が人に教えられることは「俺になれ」「俺になるな」の二つだけ - ←ズイショ→

    https://blog.tinect.jp/?p=70563 しんざきさんのこの記事を読んで、思い出したのが掲題の言葉。これもしんざきさんの場合と同様で、俺の言葉ではなく人から聞いて感銘を受けた言葉です。 ただ、しんざきさんと大きく違うのは、別に俺が師事した人の言葉というわけではなく、ただの気の合う友人から聞いた言葉なんですが、その友人自体はめちゃめちゃ門下生を引き連れて「教えること」を今は知らないけど少なくとも当時は生業にしていた人で、そのうえでの言葉であることと彼の人となりを俺がそれなりに知っていること、そして俺と彼がそれなりに馬の合う仲だったことも踏まえて、割と俺の胸に刺さり、今も心掛けている言葉になってるんですが、さてもさても、ややこしいのは、この掲題の言葉を発したその人間の生業というのは、めんどくさいことに「ナンパ師(女性とのコミュニケーションにコンプレックスを持って門を叩く人

    人が人に教えられることは「俺になれ」「俺になるな」の二つだけ - ←ズイショ→
    Khvost
    Khvost 2021/05/20
    一つの成功体験から、成功理由を正確に見抜くことは不可能に近く、複数の体験から共通点や法則性を見出して成功率を上げることはできる。人間が進化の過程で得たのは、点と点を繋いで延長線上の未来を予測する能力。
  • 息子よ、貴様まさか理屈屋の息子か - ←ズイショ→

    こんなご時世で人集りに遠出する気も起きないので今日も今日とて今年の夏で4歳になる息子と公園に行く。 いつも同じ公園ばかりに行くのでは気晴らしにもならないので自転車に乗って一駅離れた町の公園へと向かった。 道すがら空のペットボトルを持ったおばちゃんが信号待ちの俺に唐突に話しかけてきて「なー、兄ちゃん、かなんなー。見てみいこのペットボトル、みんな人の家の前にポイポイ捨てていくねん。こんなコロナの時期やからこんなん私だってほんまは触りたくもないのにほんまかなわんで」と愚痴をこぼした。俺に話しかけたそのおばちゃんはマスクをしていなかった。 それからもう少し行ったところの信号待ちで、今度は「こんなところに歯医者なんかあったんだ」と気づいたのだが日曜日も午前中は診療してもらえると書いてあって、日曜もやってるなんて珍しいなぁと思うのと同時に、そこで差別化を図ろうとしてるのって治療の腕が十分なのか少し不安

    息子よ、貴様まさか理屈屋の息子か - ←ズイショ→
    Khvost
    Khvost 2021/05/10
    母親はそうでもなかったが、ウチの父親は少しでも理屈っぽいことを言うと「屁理屈だ」と一蹴されていたので、父親と内容のある会話をしなくなった。反応があるって、嬉しい。
  • 3歳児には死の概念がない - ←ズイショ→

    息子があんこを好きで、そして時節柄なので柏をもりもりとべている。そんな彼を見守りながら俺は「嚙め噛め」「飲み込んでからもう一口いけ」「そんな大きく一口いくな」「頬張るな」「お茶飲め」と五月蝿い。 心配性の俺にとって交通事故は怖いものオールタイムベストのトップ5に常にランクインしている。 息子は、口喧しい俺に相槌しながらう。「ほら、もう口の中ない」と舌を出して見せて、もう一口ぱくっといって「一度にそんなにたくさん頬張るな」とまた俺に嗜められ、「もー、たくさん噛んでるでしょ」とぼやきながら柏べ進める。 二人で公園に遊びに出掛ける際にはマンションを降りるエレベーターの中で「絶対手を離すなよ」と必ず伝え、蝶よ花よに気を取られて手を離した際には「あっ!手が繋げないなら帰るぞ!!」と脅して、彼は「あ、ごめんごめん、ちょうちょがかわいかったんだけど手を離してごめん」と悪びれもせず言い

    3歳児には死の概念がない - ←ズイショ→
    Khvost
    Khvost 2021/05/04
    18歳になっても死を形而上学的なものでしか理解してない奴は多い。というか多数派。ほぼ全員。恐ろしいのは60歳になっても理解していない、親が死んでもまだ理解しない奴が沢山いること。
  • 雑な人生相談コンテンツって悪質な民間療法にちょっと似てね? - ←ズイショ→

    あのー、cakesの「なんで人生相談なんかしてるんだろう?」の人がなんかまた燃えてて「どの顔で人生相談してるんだろう?」と思いながら見物してたんだけど。 で、人生相談に乗って馬鹿な文章書いてる人はもちろん馬鹿なんだけど、cakes編集部も馬鹿だなーと思ったし、馬鹿なだけならいいんだけど、相談窓口をわざわざ開いてるやつが馬鹿なのって、割と民間療法的な害悪なんじゃねーかなーと思ったのだった。 だって今回みたいな相談をさ、あの調子でチャチャっとコンテンツにしてさ「バズるかなー?PVどれくらい出るかなー?褒められるといいかなー?」くらいしか考えてない連中なわけでしょ?てことはさ、今回のやつなんかはうっかり馬鹿なアドバイスと共に公開して怒られてるからいいけどさ、その陰には「うーんこの相談あんまり面白くないからボツ」で片付けられてるものも絶対たくさんあるはずでさ、その中には「いやそれちょっとお医者さん

    雑な人生相談コンテンツって悪質な民間療法にちょっと似てね? - ←ズイショ→
    Khvost
    Khvost 2021/04/28
    「救急相談センター」なんかは、準医療としての矜持や知識経験は当然あるよね。性犯罪を痴漢とか、暴力をいじめとか、本質を矮小化してエンタメ化するような言い換えはいらない。人の人生を預かってるんやで。
  • もうさっさと婚姻制度廃止してパートナー制度に一本化しようぜ - ←ズイショ→

    また札幌で同性婚についての裁判がどうのとか、サイボウズの社長がやってる選択的夫婦別姓がどうのとか、なんか色々やってるけど、めんどくさいな解散解散〜〜って感じで眺めている。 同性婚の話題って婚姻制度を拡張する話だと思ってるんですけど、そして選択的夫婦別姓の話題もまた婚姻制度を拡張する話だと思って眺めてるんですけど。 そもそも婚姻制度って、要る!?その大部分、要る!? 多様化を是とするなら、解釈まで最小単位にしちゃうのが一番手っ取り早いじゃんと思うんよね。最小単位ってなんだろう? この人と一緒に生きていきたいです。 その程度じゃんと思うんだよねー。その届出を受理してくれよー。だからそれでいいじゃん。相手が同性でも異性でも、そう思ったからそうします、一緒に生きていってお互い助け合いますので、それをしやすい特権下さい、それでいいじゃんか。 なんらかのパートナーであることを届け出られて、それが「あー

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    Khvost
    Khvost 2020/10/29
    優しいから寛容なのか、雑だから寛容なのかは法において重要な点だよね。特に国にとって何の得もない寛容的な法緩和は必然的に行われない。物理的に可能かどうかも論点が違う。
  • 鬼滅の刃最初は「俺は好きだけど……」勢に支えられてたよね - ←ズイショ→

    すごいなマジで、Twitterのタイムラインでもみんなマジで鬼滅の刃の話ばっかしてんぞ。俺のフォローしてる人たちがしてるというか、回ってくるリツイートの数がすげえ。つまりそれだけポピュラーってことなんだろうわな。 小学生の頃から余裕で20年以上に渡ってジャンプ毎週読んできてる俺みたいなおっさんから見てもこの鬼滅の大人気ぶりは当に「なんだこの異常事態」って感じで、まあそれでもアニメを起爆剤に原作コミックが大ヒットみたいなんはまだわかるとしても映画もこれから先どうなるかわからんけど初速としては化け物並みとしか言いようのない興行成績を叩き出してて、俺みたいなただの一読者が「なんじゃこりゃ」て思ってるんだから作者は今何を思ってるんだろうな。まあ、特にごちゃごちゃ考えず「感謝感謝」としか思ってなさそうなキャラクターの人ではあるが。ま、しかし、作った人は感謝感謝で「なぜこんなにウケてるのか」は現金な

    鬼滅の刃最初は「俺は好きだけど……」勢に支えられてたよね - ←ズイショ→
    Khvost
    Khvost 2020/10/22
    こと日本において、記録的なヒットの原因は必ずにわかファン、つまり普段触らない層に受けたこと。具体的に何が受けたのかは人によって違うし、古参ファンには絶対に分からない。
  • 岡村隆史炎上と、僕と深夜ラジオ - ←ズイショ→

    はじめに断っておくと、このエントリは岡村の失言やその後の矢部の説教の是々非々を考える内容ではない。岡村の発言は「そりゃ怒られるでしょ」と思うし、矢部の説教もそりゃ100点からは程遠い。が、「なぜそう思うのか」をなるだけ多くの賛同と納得を集められるように語ることが僕の書きたいことではないし、掲題のとおり僕と深夜ラジオとの20年のことを書きたいなと思った。 僕は今年で34になったわけだが、そうなるとつまり僕が初めて深夜ラジオを聴くようになったのが中学生の頃だったのでなるほどざっくり20年近くものあいだその時々でムラはあるものの僕の興味関心の中のひとつに深夜ラジオがある人生が続いているのだなと今回の岡村隆史炎上の件でなんだか感慨に浸ってしまった。 最近の若いもんのことはわからんが自分が中学生男子の時分には中学生男子とは大きく二つのタイプに分けることができて、ひとつはカウントダウンTVをみるために

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    Khvost
    Khvost 2020/05/09
    身内ネタが許されたのは深夜ラジオを聞く人が深夜の根暗しかいなかった頃であって、今はPTAのおばさんとかが教室の扉バーン!して乗り込んでくるんだよな。同じことしたいならyoutubeの個人チャンネルしかない。
  • 「M-1グランプリ2019」感想文 - ←ズイショ→

    いやー、今年のM-1はねー、見た?みんな見た?最高だったねー。 残念ながらリアルタイムでは見られなかったから、うっかりTwitter開いたら速攻で優勝者のネタバレらっちゃってちょっぴり悲しかったんだけど、それでも十分すぎるくらいに楽しめたね。今までのM-1でほんまに一番笑ったんちゃうかなくらい笑ったし面白かった。2015年復活して以来「今後M-1というブランドを固めてどう毎年の風物詩にしていくか」っていうのをすごい模索していた部分はずっと感じてたんだけど、この2019年のM-1を持って一旦完成したというか、「お笑い好きにとってのM-1ってどういう存在なのか」ってのが出来上がったと言っていいんじゃないかなと思った。 まず審査員が良かった。明らかに去年の反省を踏まえているなみんな、というのがよく分かった。まぁ冒頭でネタにもしてたけど、去年は番中の空気自体も最悪だったし、確実にその影響もあっ

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    Khvost
    Khvost 2019/12/24
    余談が深く刺さる。自分が笑えるというだけで誰も傷ついていないと言える浅はかな人間が「過度なポリコレはいらない」とか言ってたりするのは滑稽だ。何かを規定する時点で誰かは切り捨てられる。
  • 2歳の息子に一緒に酒を飲んでもつまらん二軍のやつ扱いを受けた - ←ズイショ→

    嫁さんが忘年会なので普段は嫁さんがやってる息子の面倒を寝かしつけまで一通りやったんだが終始いろいろ順調だったんだが寝る前に絵を読むタイムがあるんだけど棚から息子が読みたい絵を選んで寝室に持っていく、いつもは嫁さんが5冊までだよ5冊までだよって言ってるのに息子は6冊も7冊も棚から取り出して寝室に持っていこうとするから5冊だよ5冊だよってなだめて5冊にさせようとしているから俺も5冊だよ5冊だよって息子に促したんだけど3冊しか選ばねえの、え、お前、もう2冊いけるけどいいの?3冊でいいの?当にいいの?って言っても、うん、うん、しか言わねえのそれで仕方ないから二人で寝室に行って絵3冊読み聞かせしてやってまだ3冊だけどいいの?もう2冊くらい読んでもいいけど寝る?て聞いたら、うん、うんって、言って自分で電気消して寝るんだから一体なんなんだこの2歳児。完全に今日の飲み会のメンツおもんないから絶

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    Khvost
    Khvost 2019/12/08
    可愛がってる後輩芸人としかやらないボケのくだり、的な。子供って天丼好きだよね。
  • 痴漢安全ピンの話の流布は今痴漢に悩んでる人を苦しめる - ←ズイショ→

    めちゃめちゃ手短に書く。 痴漢なんてどうせクソなんだから被害者はこっちなんだから表沙汰になって困るのは向こうなんだから痛い目見ても自業自得なんだから、痴漢されたらあいつらの手を安全ピンで刺してやればいいんだよ、みたいな話題でキャッキャと盛り上がってる人たちが世の中の一部にいるらしい。みなさんそれぞれに嫌な思いをされた経験があるのだろうからそんな言説を面白がれるんだろうし「だよねだよね」と共感し合うことで何かしら過去に受けた傷から救われてはいるんだろうなと思う。とは言え、こんな乱暴な話が世の中に流布されて、流布する方は楽しいのかもしらんが、それでどういう人がどういう風に受け止めるかを考えるとなんだか仄暗い。 まず、そういうことを言って楽しんでる人たちの間で実際にそれを実践してる人できる人ってどれくらいいるんだろうかと思う。たぶんだけど、一握りもいないんじゃないかなと思う。もしそれを言ってる人

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    Khvost
    Khvost 2019/05/24
    少なくとも架空の勲章である内は、痴漢の中に「刺されるかも」という一定の抑止力は生まれる。ただし痴漢を防ぐには満員電車の解消しか存在しない以上、発信側には冤罪で刺される可能性は考慮してほしいと思う。
  • ボウリング場の娘 - ←ズイショ→

    中学2年生の時、同じクラスには女子バスケ部の主要メンバーが固まって配置されておりクラスの女子グループの中心は自ずと彼女らだった。僕はそんな女子バスケ部の中でもクラスの学級委員長も任されていて女子バスケ部の誰に聞いても次期キャプテンは彼女だとみなが口を揃えて言う優等生の女の子が好きだった。1年生の別のクラスの頃から僕はその娘のことがずっと気になっていて、クラスの中にいる時でも、休み時間とかに廊下で部活仲間で固まっている時でも、いつも輪の中心にいていつも明るく真っ先に口を開いてはみんなの他愛ない会話の呼び水を作り、かと言って出しゃばり過ぎず、誰の言葉にも目をまっすぐに耳を傾けてはコロコロと笑い、勿論教師たちにもオールマイティに可愛がられていて、なんか一言で言って当時の俺にはいささか眩しすぎる、そんな女の子だった。 2年生になって彼女と同じクラスになって、そうして僕の13年の人生の中で何度目かの

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    Khvost
    Khvost 2018/11/17
    好きな子の友達に優しくすると、どうしたってこうなる。分かる。人気者の彼女は優しくされるのに慣れているから。そして彼女にだけ優しくする、少し悪ぶってる男の子にかすめ取られるんだ。彼女は面倒見がいいから。
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