サッカーのJリーグ戦は、ワールドカップアジア最終予選などのために一時中断し、1か月余りの期間を経て7月に再開する。J1で2年目のサガン鳥栖は13試合を終えて、2勝4分け7敗(勝ち点10)で15位。リーグワーストの失点数を記録するなど、苦戦が続いた。主催試合の入場者数も目標を下回っており、チームの成績とともに巻き返しが待たれる。(大島朋幸) 「多くのファンにきてもらっただけに申し訳ない」。25日のリーグ13節で横浜F・マリノスに0―1で惜敗したサガンの尹晶煥(ユンジョンファン)監督は、硬い表情で語った。 3月のサガンは、開幕からの4試合で1勝3分けと、まずまずのスタートだった。だが、4月以降は1勝1分け7敗と振るわず、3連敗も2度あった。 白星をなかなか挙げられない理由の一つは、失点の多さだ。13試合で計31失点は、J1の18チームで最多。3点以上取られたのが6試合と、ほぼ半数を占める。 5