2021年9月12日のブックマーク (6件)

  • 4-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    【前回のあらすじ】 一つ目小僧は越後の大入道に家督を譲られ、今入道と名乗って諸国化け修行に出ます。 一方、丹波のヒヒは見越入道を養子に迎え、今入道に一泡吹かせるように命じます。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (6ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 ここに化けの里とて、数多《あまた》の化け物、現《うつゝ》を抜かす廓《くるハ》有り。 中にも長首屋《ながくびや》のお六《ろく》、大寒屋《おゝさむや》の雪の夜とて、その頃 名代《なだい》の全盛有りけり。 この廓の素見《すけん》、玉蜀黍《たうもろこし》の化け物、西瓜《すいくハ》の化け物、そゝり歌で出掛ける。 「とんだ美しいもんだ」 「エウ、たうもろや、これからちつと、もゝんぢい横丁を冷やかそふじやァねへか」 「おゝ、笑止《

    4-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/09/12
    化け物世界にも遊郭がある!?この奇想天外な設定には驚きを隠し切れません。野菜の妖怪が出てきますが、遊郭で食べられてしまわないか心配です。スイカの妖怪はご丁寧に食べやすいようになっていますから・・・。
  • 3-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    【前回のあらすじ】 大入道の息子の一つ目小僧は、大入道から片目を与えられて二つ目になり、家督を譲られ、諸国化け修行に出たのですが。。。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (5ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 丹波の山奥に狒々《ひゝ》と言ふ者有りて、良く人を悩まし、猪《しゝ》・狼《おゝかめ》を取り喰らひ、山を荒らしけれバ、里人これが為に悩まぬ者無し。 丹波の国の化け物大将と言ふ。 然るに、狒々が一子を山童《やまワらう》と言へり。 されども山童は化け物大将となるべき働きなけれバ、狒々 詮方《せんかた》無く、見越入道《ミこしにうだう》と言へる者を子分に頼ミ申しけるハ、 「此の度、越後の国大入道が倅《せがれ》一ッ目小僧、世を取って今入道と言へり。 彼、化け修行に出でたる

    3-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/09/12
    化け物世界にも養子縁組があるなんて面白いですね。頼りないレッテルを貼られた山童さんには甚く同情いたします。ただ化け物大将になる才能ってどういうものなんでしょうか?やはり見た目も重要でしょうかねえ!?
  • 2-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    【前回のあらすじ】 越後の国の大入道は、片目をくりぬいて息子の一つ目小僧に与えて家督を譲り、隠居したのでしたが。。。 ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (4ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 一ッ目小僧は、 「入道に世を譲られ、中/\今迄の様《やふ》に、丸盆に豆腐《とふふ》を乗せて、雨降りに柳の下から「もゝんじい」とやらかすような、まだるい事をしては、大入道の株が廃る」 と、かの童子格子《どうじがうし》の大褞袍《おほどてら》を拵《こしら》へて、鉄の棒をよた/\と突いて、諸国化け修行と出掛けける。 「俺が形《なり》は、「ひらがな」の辻法。何という身だ」 「親父はよつぽど人に怖がられたもんだが、俺も上手くやりたいもんだ」 【現代語訳】 一つ目小僧は、 「大入道に家督を

    2-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/09/12
    化け物修行があるなんて、現世とさほど代わりはないようですね。最後のつぶやきは二代目の社長が何かと先代と比較され、苦悩している気持ちを吐露しているようで、昔の自分を見ているような哀愁を感じました。
  • 1-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    今回から、前回の『化物夜更顔見世』と同じ、桜川慈悲成作・歌川豊国画の『大昔化物双紙』(寛政七 [1795]年刊)を読んでいきたいと思います。 この作品も以前に取り上げたので、ひょっとしたら読んだことがある方もいるかもしれませんが、四年近く前のことなので、私もすっかり内容を忘れていましたヾ(๑╹◡╹)ノ" ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (3ページ目です) ※画像は拡大できます。 【原文】 御存知の越後の国の大入道、一子を一ッ目小僧とて寵愛《ちやうあい》しけるに、此の小僧、親に劣らぬ化け巧者《ごうしや》にて有りしかば、数多《あまた》の化け物、入道《にうだう》に言ふ様《やう》、 「一ッ目殿、今は天晴《あつぱ》れの化け様なれば、入道は隠居《ゐんきよ》して、世を一ッ目に譲り給へ」 と

    1-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/09/12
    化け物の世界にも人間社会同様に家督を譲るような制度があるなんて面白く感じました。現在の化け物家業もやりにくくなったとありますが、今も昔も同じような考えだったと思うと、共感を覚えてしまいます。
  • NHKの受信料もバカバカしいよね - キッチンの片隅から

    うちのテレビの録画機が壊れて約半年。 修理に出そうか。 (でも修理に出して、まっさらになって返って来て 録画したのが観られなくなるのも悔しいし) とも思っていましたが、 なんのことはない、それ以降、録画したい番組も無し。 見直したい番組も無し、と思うようになりました。 また、民放では自局の番組宣伝以外にも (例:日テレがTBSの番組を宣伝はさすがにないが) 「ネットフリックス」やらの競合他社のCMをバンバン流しているし。 これは民放各局が広告費を取り込みたいがための なりふり構わずだろうね、と見ています。 民放各局も青息吐息なんでしょう。 ただ。 眠れなくなった深夜、ふっと民放テレビを付けると 思いがけず面白い番組にぶち当たることがあり。 ただ。 これを録画して昼間やゴールデンタイムに見て面白いか?というと これはまた違う話であり。 テレビの録画機の需要はどんどん減っているのでは? と思う

    NHKの受信料もバカバカしいよね - キッチンの片隅から
  • 背教者キャンディ - 死体を愛する小娘社長の日記

    私達は都内数カ所の休日保育を行っている幼稚園に読み聞かせや、お話しの活動を行っている。 まあ、圧倒的に車いすの梨子ちゃんの「読み聞かせ」人気が高いのだけど………… 先ほど、キャンディと言った幼稚園のお話しタイムが終わり、専務のお弁当を皆でべた 幼稚園に行く前にキャンディが 「今日は何を話すかな~ネタ切れだ…」って言ってたから 『こんなのあるよー』と、名古屋の桶狭間にある「慈雲寺」隨麗 (id:jiunji)住職のブログ記事を見せた 仏教系の私立幼稚園で、選挙も近いので(補助金の問題)理事長も顔出すって言ってるから丁度良い。 勉強中の若い修行僧のお説教を聞いた時の事 東日大震災の時、説教した彼の体験ではなく、友人から聞いた話だそうだ 地震がおき、津波の危険が迫っていると警報が出てとき、A青年は自宅に同居していた祖父母を高台の学校に連れて行きました。しかし、老人たちは「お位牌を連れてくるの

    背教者キャンディ - 死体を愛する小娘社長の日記