1-大昔化物双紙【再読】 - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

今回から、前回の『化物夜更顔見世』と同じ、桜川慈悲成作・歌川豊国画の『大昔化物双紙』（寛政七 [1795]年刊）を読んでいきたいと思います。 この作品も以前に取り上げたので、ひょっとしたら読んだことがある方もいるかもしれませんが、四年近く前のことなので、私もすっかり内容を忘れていましたヾ(๑╹◡╹)ﾉ" ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 大昔化物双紙 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション （３ページ目です） ※画像は拡大できます。 【原文】 御存知の越後の国の大入道、一子を一ッ目小僧とて寵愛《ちやうあい》しけるに、此の小僧、親に劣らぬ化け巧者《ごうしや》にて有りしかば、数多《あまた》の化け物、入道《にうだう》に言ふ様《やう》、 「一ッ目殿、今は天晴《あつぱ》れの化け様なれば、入道は隠居《ゐんきよ》して、世を一ッ目に譲り給へ」 と

[Kitajskaya]

化け物の世界にも人間社会同様に家督を譲るような制度があるなんて面白く感じました。現在の化け物家業もやりにくくなったとありますが、今も昔も同じような考えだったと思うと、共感を覚えてしまいます。

[URURUNDO]

いつの世も、親が子を思うのは同じと言う事なんでしょうね。これから先が楽しみです。毎回毎回思うのですが、昔の人はややこしい字をよく読めたものだと感心しきりです。

[bob0524]

化物の世界にも優等生とか劣等生がいるんでしょうね。

[mkonohazuku]

自分の目をくりぬいて譲るとか😱　想像しちゃって怖かったです😅　続き楽しみにしています♪

[sg8yktrt]

妖怪にも寿命があるのかな？家督を譲るということは。鬼太郎の歌だとお化けは死なない～って言ってるけど。江戸時代の妖怪は人間みたいでおもしろいです。

[toikimi]

「鬼灯の冷徹」というアニメを観ていたら、桃太郎が芸者遊びをしているシーンが出てきて、「知ってる！」と、こちらで学んだことを思い出しました。「教養」がついてきたみたいで嬉しかったです(笑)。

[kaedeya]

妖怪の世代交代。隠居した親父殿は何をして過ごすのでしょう。妖怪にも寿命ってあるのかな。

[santa-baking]

いつの時代も、『昔はよかった』的なことがあるのですね。この頃の化け物稼業といいますのも、なにやら微笑ましいです（もちろん、昔を知る訳でもないのですけど）。（●＾o＾●）

[hukunekox]

化け物さんも子供が可愛いんですね😅目を一つあげるなんて😲✨

[harienikki]

本筋から外れてしまいますが、帝国図書館の印、そして「この子かわいい」のところに押されている印影が気になります。明治37年5月に帝国図書館の蔵書になったのでしょうか？(^｡^)

[kaze_no_katami]

化け物にも家督があるのか？😮