新型コロナウイルスの流行が収まる気配がない。厚生労働省は8日、8月28日~9月3日の1週間で報告された全国の患者数は、1医療機関当たり20・50人だったと発表した。3週連続で増えていて、5月に感染症法上の位置づけが5類に移行してから、初めて20人を上回った。 患者数、3週連続で増加 今月7日にはオミクロン株の新たな派生型「BA・2・86」系統が国内で初めて確認され、専門家らは注視している。 8月28日~9月3日の1週間の患者数は、37都道府県で前週を上回っていた。最も多かったのは岩手県で35・24人。次いで宮城県32・54人、秋田県30・61人と続いた。