注目の近刊 8月19日刊 サラ・A・クリスマン『ヴィクトリア朝 淑女の流儀 紳士のたしなみ』 19世紀に大ベストセラーとなったエチケット指南書『ヒルの手引き』から、ヴィクトリア朝時代の常識や振る舞いを案内。現代人でも「役に立つ」ユニークな歴史読み物。100年経っても変わらない対人関係の難しさがユーモアとともに浮かび上がる。大間知知子訳 (原書房 予価2640円)[amazon] 8月20日刊 E・M・フォースター『小説の諸相』 ストーリーとプロットの違いは? 平面的人物と立体的人物の役割とは? 小説の未来はどうなるのか? のちにイギリス文学界の長老となった著者が、小説をかたちづくる諸要素とその魅力を、独自の観点からユーモアたっぷりに語る。1927年の初刊以来、世界中の小説家・読者に読み継がれてきた、愉しい名講義にして小説論の古典。中野康司訳 (中公文庫 予価1320円)[amazon] 8