常に「本気度が違う」というクルム伊達公子。そうした姿勢だからこそ、彼女はトップであり続けることができる【写真:杉本哲大/アフロスポーツ】 クルム伊達公子(エステティックTBC)さんとの思い出は本当にたくさんあります。一つはお世話になった記憶ですね。ご飯に連れて行ってもらったり、妹のようにかわいがってもらっていたので。ダブルスも、フェドカップ(女子テニスの国別対抗戦)はもちろん、ツアーでも一度組んでいただいて、ジャパンオープン(1996年・東京)で優勝できました。当時、伊達さんはあまりダブルスをしていなかったので、一緒に組んで、しかもタイトルも取ることができたのは貴重だなと思います。 もちろん、一緒に練習させてもらうことも何度もありましたが、伊達さん独特の緊張した雰囲気を味わわせてもらいました。「本気度が違うな」と。それを肌で感じることができたのはすごく大きかったですね。今も会場で彼女の練