特集 松井秀喜
一時代が終わった日――。スポーツ界では使い古されたフレーズであるが、特に日本人である私たちにとって、米国時間の12月27日(日本時間28日)は紛れもなくそう呼ぶにふさわしい1日だったのだろう。 「私、松井秀喜は、本日をもちまして20年間に及ぶプロ野球人生に区切りをつけたいと思います。20年間、応援をしてくださったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います」 ニューヨークのミッドタウンで行われた記者会見で、松井は一言一言かみ締めるように言葉をつないだ。その声は、いつにも増してか細いもの。当初は涙をこらえているのかと思えたが、久々に公式の場に出てきた緊張もあったのだろう。時間が経つにつれて、いつも通りの穏やかな表情に戻っていった。 「チャンスをもらいながら、今季の結果が振るわなかった。これが(引退を決めた)一番大きな要因です。命懸けでプレーし、メジャーという場で力を発揮するという気
海外FAでシカゴ・カブスと2年950万ドル(約8億円)という破格の契約を結んだ藤川球児投手。メジャーでクローザーとしての活躍を目指す。 エンゼルスの広報から思わせぶりなメールが届いたのは12月14日のことだった。 「明日11時30分に重大な発表を行ないます」 どのチームでも、広報から送られてくる記者発表会の通達メールは大抵の場合、その内容についても事前に説明されるもの。その短い文面から、エンゼルスにとって余程大きな出来事があったのだろうと容易に想像できた。 そして翌15日、すでにご存知の通りレンジャーズからFAになっていたジョシュ・ハミルトン選手の入団記者会見が行なわれたというわけだ。 昨年オフもアルバート・プホルス選手、CJ・ウィルソン投手、投打の大物FA選手を獲得したエンゼルスの更なる大型補強に正直驚かされたが、それと同時に感じたのが、今オフのストーブリーグの動きがかなり低調だというこ
ドラフト前、花巻東に面談に来たドジャースのローガン・ホワイトGM補佐(写真左)と小島圭市スカウト どうも白か黒かの議論が多すぎるような気がする。 花巻東の大谷翔平は、ドラフト前にメジャーへ行くと公言した。メジャーというのはドジャースのことを指していたはずだ。そして、ドラフト会議でファイターズから1位指名を受け、熟考の末、ドジャースではなくファイターズに入団することに決めた。 今回の顛末は、『大谷翔平がドジャースではなくファイターズを選んだ』という話だ。 それが、『高校生がアメリカではなく日本を選んだ』というふうに括(くく)られて、その是非が語られている。 曰く、アメリカはマイナーから行くとハンバーガーばかりの食生活で日本食はめったに食べられず、過酷なバス移動や言葉の壁もあって、厳しい日々が続くのだ、と。 日本ならそういう苦労はしなくて済む、と。 日本でしっかりした技術を身につけてからメジャ
1986年6月6日、神奈川県生まれ(26歳)。横浜商大高から社会人野球の新日本石油ENEOS(現・JX-ENEOS)に進む。社会人4年目の2008年、スポニチ大会準々決勝(対JFE東日本戦)で大会新の18奪三振を記録。同年夏の都市対抗野球大会では5試合に登板し、4勝を挙げる活躍で橋戸賞を受賞。この年の9月にメジャー挑戦を表明し、レッドソックスと3年契約を結んだ 今季、開幕をマイナーで迎えたレッドソックスの田澤純一だったが、シーズン終盤にはメジャーに定着し、セットアッパーの地位を確立した。結局、37試合(44イニング)に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率1.43の好成績を収めるなど、飛躍の1年となった。アメリカに渡って4年、今季の活躍を振り返るとともにメジャーの育成法についても語った。 ―― 今シーズンの成績を振り返って、率直な感想はいかがですか? 「まだまだ数字には満足していませんが、シーズ
当初は期間限定と思われたヤンキースとイチローの“ニューヨーク物語”は、好評につき、その上映期間が延長されることになった――。 現地12月19日、今オフにFAとなったイチローのヤンキースとの再契約が正式発表された。2年契約で、年俸総額は1300万ドル(約10億9400万円)と見られる。 この期に及んで、再契約に驚きの声が上がったわけではない。7月23日にヤンキースにトレードされて以降、イチローは67試合で打率3割2分2厘、14盗塁と予想以上の好成績。プレーオフのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズでもチーム最高の打率3割5分3厘(17打数6安打)を残すなど、大活躍を果たした。そのユニークなプレーに魅了された地元ファンの間でも、残留を望む声が高まっていた。 イチロー本人も、シーズン中から「理想的な環境」「ここでしか味わえないものは確実に存在する」といったようなヤンキース愛を感じさせるコメン
アスレチックスは今季、総年俸額がメジャー30球団のうち29位と苦しい戦力での戦いとなったが、見事6年ぶりにア・リーグ西地区を制覇。ディビジョンシリーズではタイガースに敗れたものの、その戦いにオークランドのファンからはスタンディングオベーションが送られた。 米大リーグで、今年のプレーオフ、ワイルドカード決定戦を経て決まった8チームの選手総年俸を見ると、非常に興味深かった。全30球団中、1位のヤンキース、5位のタイガース、8位のジャイアンツと、年俸上位のチームが順当に入った一方で、19位のオリオールズ、20位のナショナルズ、そして29位のアスレチックスと、下位のチームも同じように進出していたからだ。 しかしプレーオフになると、地区シリーズの段階でオリオールズ、ナショナルズ、アスレチックスと、低年俸のチームは軒並み2勝3敗で負けてしまった。逆に高年俸のチームは、競り合いながらも地区シリーズを突破
Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/sites/heteml/users/n/i/n/ninospo/web/sc/core/XCube_Root.class.php on line 1045 Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/sites/heteml/users/n/i/n/ninospo/web/sc/core/XCube_Controller.class.php on line 275 Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated
日野市 京王線百草園駅 徒歩1分の鍼灸院のべ50000人以上の患者さんを拝見して大学病院,中国にて研修をし 鍼学会の役員を務め財団法人から研修修了認定を受けている百草園の鍼灸師 百草園の鍼灸師 阿江です 昨季、アメリカ大リーグのワールドシリーズで優勝したのはジャイアンツでした。56年ぶりの優勝となり、サンフランシスコでは大盛り上がりだったようです。 実は優勝するために選手を陰で支えていた日本人がいます。 それは鍼灸師の小川波郎先生です。 アメリカ大リーグの優勝に日本人の鍼灸師が大きな役割を果たしていたのです。すごいですね!! 先日、3年半ぶりに小川波郎先生とご一緒し、いろいろとお話をさせていただきました。とても謙虚な方ですが、お話からはとても熱意を感じました。 アメリカ球界では東洋医学の認知度が高くはなく、はりに抵抗感を持つ選手も多いが少しずつ理解が進んで来ている現状をご説明いただきました
[プロ野球] 田口壮×二宮清純<前編>「イチローのレーザービーム、ここがすごい!」 ワールドシリーズ、日本シリーズ特別対談 日米ともに野球シーズンは佳境を迎え、ワールドシリーズ、日本シリーズを残すのみとなった。両国の頂上決戦でプレーし、双方で優勝を経験している日本人選手のひとりが、このほど現役引退を発表した田口壮だ。頂点に立った者だけが知る短期決戦の舞台裏や、日本とメジャーリーグの違いについて二宮清純がインタビューした。 ダルビッシュのボールはメジャートップクラス 二宮: 20年を超える現役生活お疲れ様でした。9月の引退会見では、思わず涙をこぼされる場面もありましたね。 田口: 実は僕自身、あの会見まで「引退」という言葉は1度も口にしたことがなかったんです。(各球団の補強期限となる)7月31日までにオファーがなかった時点で嫁には「やめるわ」と話をしていたんですが、「引退」という表現は使って
バッターボックスに入ったイチロー・スズキは、左足に履いたスパイクで土をならす。そこは彼の職場である。そしてバットを振り回した後に静止した彼は、打撃の体勢になる前に、バットを垂直に立てる。その動き、またはそのうちの一つが、現在も続くメジャーリーグでの2,557安打に結びついた。 イチローは、マイク・アダムスが投げた高めの球をサードへ弾き返した。それは最終的に得点に繋がらず、印象的なプレーとはならなかったが、イチローはファーストへ走り、レンジャーズの三塁の名手エイドリアン・ベルトレーでさえ、投げる時間がなかった。 キャリアの中で、イチローがしてきたのはこれである。それがライナーであろうが、バウンドしようが関係なく、ヒットをもぎ取ることだ。 水曜日の夜みたいに、それがヒットにならなかった時は、芸術的ではないかもしれない。しかし手厳しい評論家や数字に拘る人だけが、38才になったイチローの熟練した技
アメリカで2度目の浪人生活となった松井秀喜。現在38歳、プロ野球選手として20年目の節目に大きな岐路に立たされている。現在、メジャー以外に日本球界への復帰も視野にいれている様子。 我々は、“メジャーリーガー・松井秀喜”との別れの時を迎えたのかもしれない。 8月1日に松井がレイズを自由契約(つまりは解雇)されてから早くも2週間が経過した。 ここに来てスポーツ紙の単独インタビューに応じ、「何も決まっていない」という現状説明を行なっているが、今シーズン再び、松井の姿をグラウンドで見られるのはほぼ不可能な状況になってしまった。 というのも、解雇されたベテラン選手が新たなチームと契約できるのは、まさに時間が勝負だからだ。 たいていは1週間以内に決まる、新たなチームとの契約。 今シーズン途中で解雇されながら、新たなチームと契約した選手たちの時系列をみれば一目瞭然である。 ボビー・アブレイユ 4月27日
2012年05月14日20:23 カテゴリ世界の野球G.G.佐藤 イタリアでG.G.佐藤に会ってきた! イタリア野球観戦記 前編 ボンジョルノ! ゴールデンウィークを利用してイタリアに行ってきました。 目的は? もちろんこの人! 今季からイタリアのプロ野球チーム「フォルティチュード・ボローニャ1953」に所属しているG.G.佐藤選手です。 ご存知でしたか?イタリアにはサッカーだけではなく、プロ野球もあるんです。 イタリア野球に詳しい「イタリア暮らしも長くなりました」というブログの記事を引用しつつ、どんなリーグなのか説明しましょう。 イタリアのプロ野球は「イタリアン・ベースボールリーグ(Italian Baseball League, IBL)」といい、1軍、2軍に各8チームが所属しています。 イタリア野球連盟公式サイト Baseball.it(イタリア野球ポータルサイト) かつてイタリアの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く