MOSFETのゲートに抵抗を実装した図がアプリケーション・ノートの応用回路には載っていますが、抵抗値の選択の仕方が分かりません (物によってまちまち)。 電圧で動作するため、必要なさそうな気がします。なぜ入れているのでしょうか? FETのゲート抵抗の役割として 寄生振動の防止 ゲート部のサージ保護 スイッチング速度の抑制 前段の電流ドライブ能力との整合 などがございます。 主要な目的は寄生振動 (共振) の防止です。 寄生共振は、MOSFETの寄生容量と寄生インダクタンスによる共振回路の Q が大きいために発生します。 そこでゲートに数10 ~ 数100Ω の抵抗を付加することで Q を低下させ、 発振やリンギングを減少させます。 なお、サージ保護のためにはさらに大きな抵抗を入れますが、 抵抗を大きくすると動作速度が著しく低下します。 お客様の仕様によっ