図7. 出力バイアス電圧の誤差 出力するバイアス電圧が40V以下である場合、回路が備えるアンプのオフセットが誤差の支配的な要因になることがわかります。バイアス電圧が低くなると、ゲイン誤差よりもオフセットの影響の方が大きくなります。バイアス電圧が高くなると、オフセットの寄与分は小さくなり、ゲイン誤差が支配的になります。誤差については、後ほど詳しく分析することにします。 AC応答 図8~図10をご覧ください。これらは、制御入力として値の異なるステップ信号を加えた場合の出力電圧と帰還電圧の測定結果です。バイアス電圧は、目標値に向かってなだらかに上昇していくことがわかります。 図8. 0Vから1Vのステップ信号(制御入力)に対する応答 図9. 0Vから2.5Vのステップ信号(制御入力)に対する応答 図10. 0Vから5Vのステップ信号(制御入力)に対する応答 スタートアップ時の波形 続いて、電源と