まさに自分達が抱えている悩みと同じ。商品ではなくバリューを売るという発想にいかに肉付けしてその方向に組織として向かうことができるか。 p183「ということは、・・・いちばんの問題は自分たちだったということか」スコットが言った。 「どういう意味だ?」 「レニー、クライアントに接しているのは、ゲイルの営業部隊とマギーのKPIソリューションズだ。この二つが問題かもしれない。ゲイルたち営業部隊は、テクノロジーを売るという感覚が心地よすぎて、バリューを売るという考え方に彼女たちの頭を切り替えさせるのは容易ではないだろう」 「それは、僕も気づいていた」レニーが言った。 「マギーも同じだ。クライアントを相手に、カルチャーチェンジを起こさせることに怖気づいている。我々もそうだ。そんな根本的なルールから変えようという話をしているのだから、これもまたカルチャーチェンジと同じだ。私の言っていることの意味がわかる