大阪ダブル選の投開票日まであと数日に迫りました。結果はどうあれ、選挙が終われば地盤沈下が指摘される大阪の抱える諸問題について、建設的な議論を重ねてほしいものです。 大阪の今の姿は、さまざまなデータを大型ビジュアルで解説する新企画「解く+知る」(7日付朝刊)で、くっきりと浮かび上がりました。特に人口は平成22年からの30年間に15.9%減ると推計され、企業・店舗数も平成24年からの2年間で4861減少するなど深刻な状況です。 どちらも大阪に活力を取り戻すうえで喫緊(きっきん)の課題であることは府市ともに共通認識のはず。有権者が最も危惧しているのは、まさに選挙後の議会の姿ではないでしょうか。維新と非維新の不毛な対立や、旧態依然としたオール与党化のなれ合いはもううんざりです。(整理部長 長町望)
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