救急医療の現場には、アルコールの影響でけがをしてしまったり、意識が低下したりした人が搬送されてくることがあります。気の置けない友人や同僚と、アルコールを媒介にリラックスして過ごす時間は非常に貴重であり、良好な人間関係のために必要でしょう。しかし、飲みすぎてしまって友人に迷惑をかけたり、救急車で搬送されたりするのは避けたいですよね。病院でも、アルコール関連の患者さんはあまり歓迎されません。また、つらい二日酔いに苦しむのは避けたいところです。年末年始を控えて、これからはお酒を飲む機会が増える季節です。救急医の立場から、アルコールと上手につきあうための知識をご紹介します。