「今日、私はとても緊張しております。業績の回復を期すために決意をしているわけですが、大勢の方々にご心配をおかけしました」――。2月26日に開催されたペッパーフードサービスの2019年12月期の決算説明会の冒頭、一瀬邦夫社長は神妙な面持ちで頭を下げました。 【写真】「いきなり!ステーキ」店前の社長メッセージ 厳しい状況が続くいきなり!ステーキを今後どう立て直していくのでしょうか。一瀬社長の口から飛び出したのは「原点回帰」という言葉でした。一瀬社長が思いを語った、決算説明会の一部始終をレポートします。 ペッパーフードサービスの8割以上の売り上げを占める主力事業である「いきなり!ステーキ」。2020年度中に74店を閉店することが、決算説明会で明らかになりました。すでに不採算の44店舗を2020年春までに閉店すると発表していましたが、さらに30店が加わった格好です。 いきなり!ステーキの店舗数は、