最近、駅前や郊外のロードサイドで「横浜家系ラーメン」の店が増えている。中でも、赤い地色に黒の筆文字で「○○商店」と書かれた派手な看板に見覚えのある人も多いのでは。 「代々木商店」「池袋商店」「町田商店」「綱島商店」「駒大商店」「荻窪商店」「四谷商店」「町屋商店」「秋津商店」「練馬商店」「金町商店」「石神井商店」「久米川商店」「宮前商店」「小田原商店」「大井商店」「相模原商店」「岩槻商店」「本町商店」「門真商店」「三ノ宮商店」――。地名に「商店」が付いた家系ラーメン店は、実は全てギフト(東京都町田市)という会社が経営している。 ギフトは町田市発祥なので、“町田商店系”と総称していいだろう。「町田商店」は2008年1月、町田市内に1号店(本店)を開業。またたく間に店舗数を伸ばし、19年1月時点での国内直営店は60店を数えるまでになった。今回は、町田商店を運営するギフトが急成長した理由を分析した