授業中の中学校の教室に包丁を持ち込んだとして、茨城県警水戸署は27日、水戸市の無職の女(46)を銃刀法違反の疑いで逮捕した。 発表によると、女は27日午後0時25分頃、次男(13)が通う水戸市立中学校で、刃渡り約16センチの包丁を所持した疑い。 同市教委によると、女は同日、休みがちな次男を連れて、夫と共に担任の女性教諭に相談に訪れた。相談前、夫と次男を残して1人で次男の教室に向かい、授業中の教室内で包丁を取り出したという。男性教諭らが取り押さえ、生徒たちにけがはなかった。 調べに対し、女は「次男が学校で嫌がらせを受けており、本気だということを示そうと思った」と供述しているという。 市教委の本多清峰教育長は「教育現場でこのような事件が起き、責任の重大さを痛切に感じている。事件の背景を早急に調査するとともに、再発防止に努めたい」とコメントした。