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ブックマーク / tokimaki.hatenablog.com (8)

  • NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の幸福論 - ときまき!

    私はアイ。 ロールプレイングゲーム王国に住む、14歳のNPC (non player character) 独自AI (Artificial Intelligence 人工知能)を搭載していて、自分の頭で考えて行動することができるの。当たり前でしょ? この街の人たちは、ほとんどがNPCなの。 みんな幸せに仲良く暮らしているんだよ。モンスターは怖いけどね。 ある日、街にユウシャの男の子がやってきた。 でもその人はPC (player character)だったの。 外観はわたしたちと同じなんだけれど、彼は自由意志 (free will)を持っていない。 制御機械の十字キーやA・Bボタンで操られているお人形さんなの。 街の人たちは、ユウシャの男の子を哀れんで、とても優しく接するんだよ。 恐れという感情を知らない機械のユウシャでなければ、モンスターは倒せない。 私もその意味では、街の平和を守って

    NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の幸福論 - ときまき!
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2016/09/17
    クオリアの話だね。これは面白い視点。
  • 「てにをは辞典」小説書きの辞書レビュー - ときまき!

    日ご紹介するのは「てにをは辞典」 紙の辞書のなかでは最も使用頻度が高く、愛用している。小説の執筆中はいつも手元に「てにをは辞典」を置いている。 ネーミングから、助詞(てにをは)の辞典なのかな、と思われるかもしれない。だが実際には「コロケーション辞典」と呼んだ方がふさわしく、書は《言葉と言葉の結びつき》を探すための辞典である。詳しくは後ほど。 (ゾウの表紙がかわいい。姉妹辞書の『てにをは連想表現辞典』との比較記事はこちら→「てにをは連想表現辞典」てにをは辞典との比較とレビュー の記事に書いた) 1.何のために辞書を引くのか 小説を書くにあたって、辞書を引く理由はいろいろと思いつく。ボキャブラリーを増やすため、描写の力を上げるため、単語の意味を調べるため……etc しかし、あらゆる辞書において、その来的な役割というのはたった一言に言い表せる。すなわち辞書の役割とは《代替表現を探すこと》だ

    「てにをは辞典」小説書きの辞書レビュー - ときまき!
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2016/04/03
    『「 "単語" site:aozora.gr.jp 」とGoogleで検索をすれば、青空文庫の1万3000もの作品での「語と語の繋がり」を調べることができる』これはいいTIPSだ。
  • 「ふぇぇ…炎上したよぉ……」「反省会をしましょうか」 - ときまき!

    ときちゃんの目論見どおり、昨日の記事はヒットしたようです。 当ブログ悲願の『ホッテントリ入り』&『100はてブ超え』を達成しました。もうすぐ200はてブに届く勢いですし、良かったで……ってあれ、元気ありませんね。 ふぇぇ…はてな民こわいよぉ……。 うちも80はてブくらいまではヒャッホーと舞い上がってたんやけど、次第に批判的なブコメとか言及記事が出てきて、100はてブ超えてからは恐怖で布団のなかに頭を押し込めてガタガタと震えてたんや。 『素敵な記事ですね! シェアさせていただきます!』みたいなコメントで溢れかえるかと思いきや、的を射た鋭いツッコミがぽこぽこ飛んできて、うちのライフはもうゼロや……。 なんという豆腐メンタル……。 承認欲求を糧にして炎上記事を書くことの危険性は『はてな村奇譚』で学びましたよね。焼畑農法のような手法で記事を書き続けていれば、いつしか自分自身が底のない承認執着の沼へ

    「ふぇぇ…炎上したよぉ……」「反省会をしましょうか」 - ときまき!
  • 広告ブロックでWebメディアは衰退しないし、アドブロッカーはフリーライドではない - ときまき!

    燃え上がっている話題に便乗して、炎上PVを稼ぐのは正直どうかと思いますが……。 ええやん! どんどん燃やそ!!! 「Webメディア運営者 vs アドブロッカー」という対立構造の誤謬 広告ブロックのアプリが氾濫すれば、広告収益でブログやサイトを運営している人は、損失を被る。ゆえに広告ブロック問題を語るときに『Webメディア運営者 vs 広告ブロッカー』という対立構造が用いられるのんやけど、これは大きな間違い。 上の図のような構造は、前提として間違ってるんやね。 Webメディアがユーザーに対して、記事コンテンツを提供しているのは正しい。しかし『ユーザーがコンテンツの対価として、運営者に収益を与えている』というのは間違い。 上図のような認識だと『コンテンツの対価を支払わない広告ブロックユーザーはフリーライド(ただ乗り)をしている!!』といった発想をしてしまう。 実際は、ユーザーはコンテンツに対し

    広告ブロックでWebメディアは衰退しないし、アドブロッカーはフリーライドではない - ときまき!
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/09/20
    『Adblockユーザーはもともと、バナークリックして商品を購入する可能性の極めて低い人たちなので、彼らが広告を非表示にしたところで何一つ困らない。むしろターゲット選定の手間や、誤クリックが減ってありがたい』
  • 私撰、刺激的な小説(暑さを恐怖で吹っ飛ばす厳選12冊) - ときまき!

    あついねー、あつくて溶けてしまいそうやわ。 生まれ変わったらクラゲになりたい……。 画力が溶けてる!!! きょう紹介するんはアレやね、あれあれ。 読んだから、えーっと、おすすめのを、えーっ、読書の夏ってことで……いやしかし読んだって1年も経てば記憶からすっかり抜け落ちて感想書けへんのやけどな、ぶっちゃけ。 筆力も溶けてる!!! 私的に読んで良かったと思える刺激的な小説まとめ ※昔に読んで内容を忘れているものが多いためあらすじ紹介はできない。でも良かったことは覚えているんだ……。 ※刺激的/暑さを恐怖で吹っ飛ばす、とはいっても、紹介する作品はホラーとは限らない。ホラーではないが、痺れたりぞっとしたり打ちのめされたり憂になったり心を闇のなかにずぶずぶと沈めてくれそうな素晴らしい小説も紹介していきたい。 1.黒冷水(羽田圭介) 兄弟、姉妹がおる人は「あるある」と思うやろけど、妹とか弟って、

    私撰、刺激的な小説(暑さを恐怖で吹っ飛ばす厳選12冊) - ときまき!
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/08/09
    ホラー読まないんだよなあ…… 読んで面白いと思ったホラーは「ゴーストハント」と「屍鬼」と「残穢」かな←
  • 『増田文学』に見る、文才の技術(誇張法、語尾重複法) - ときまき!

    はてな界には、自分よりもはるかに高い文章技術を持つ人たちがたくさんいる。 なかでも《増田文学》と称されるはてな匿名ダイアリーの物書きたちは、すごい。 圧倒的、文才。 正直、彼らの筆力が羨ましい。 今日はそんな彼らの文才にあやかるため、増田文学の文章技術を考察してみようと思う。続くかどうか分からないけれども日第1回目。 ネタバレ前提となるので最初に元記事を読まれたし。 1.ユーモアの文章、ウケ狙いの『誇張法』 まず最初はこの記事を紹介したい。 彼女は精神的に弱いヒステリー持ちだった。 普段するなんとない会話で楽しく笑っていたかと思えば、ふとした言葉に引っかかって急に表情を暗くしたり怒り出したり、最終的には泣いたりする感情の起伏がジェットコースターのような人間だった。 とにかく言葉の中に地雷が多い。カンボジアも驚きの地雷原である。 (引用:はてな匿名ダイアリー『先週、彼女と別れた。』冒頭)

    『増田文学』に見る、文才の技術(誇張法、語尾重複法) - ときまき!
  • 「努力すること」とドーナツの甘さ、ついでにダンゴムシの話 - ときまき!

    足がいっぱいあるのにダンゴムシは好かれやすい。 「ムカデの育て方」は見つからないけれど、図書館に行けば「ダンゴムシの育て方」のはある。 ダンゴムシかわいい。 やはり丸まったり転がったりするのが萌えポイントなのだと思う。 「ダンゴムシ」の名前もかわいい。 どう転んだって悪い虫には思えない、チャーミングさがある。 ある概念にどのような名前をつけるかはとても重要だ。 例えば「ナメクジ」よりも「でんでんむし」の方が人気者で、「蛾」よりも「てふてふ/ちょうちょう」の方が愛されるのは、ネーミングセンスによるところが大きい。 「ルンバ」の可愛らしさと比べれば、「ドローン」にはどうしてもおどろおどろしい印象がつきまとう。 自分でも知らず知らずのうちに、こうした言葉の印象に振り回されている。 「努力」の語感は重すぎるなと、日頃から感じていた。 小心者の自分としては「努力しよう!」という言葉を聞くと、ひゃー

    「努力すること」とドーナツの甘さ、ついでにダンゴムシの話 - ときまき!
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/05/18
    『これは「現実は甘くない、だからもっと努力しろ」に対するアンチテーゼ(反対理論)である。「甘さがあるから、頑張れる。甘さが元気と力をくれる」と。わたしの夢は、甘い。だから頑張る。』
  • ライトノベルもケータイ小説も太宰治も、文学として馬鹿にはできない。 - ときまき!

    やほー! はてなブックマークでライトノベル論が話題になっとったから、これはうちとしても取り上げざるを得ない。 「ライトノベルは質が低いのか?」はTwitterの創作クラスタでもしばしば、殺伐とした創作理論合戦に発展するんやな。けども、最近ではワナビ(作家志望)は純文学志望よりもラノベ志望の方が多数派になってきた感あるし、ラノベそのものを叩く創作者はそんなおらへん気がするんやけどな。 (参考記事) ラノベ、ケータイ小説、そしてなろう小説 馬鹿にされがちな小説形態として「ライトノベル」「ケータイ小説」「なろう小説」(※Web小説サイト『小説家になろう』における異世界ハーレム小説)がある。 うちとして違和感なのは、「ラノベを馬鹿にされて怒る人たち」の一部が、その一方では「ケータイ小説」や「なろう小説」を軽蔑してたりするのを見かけたときなんやね。 「純文学と比較してライトノベルは文章力が低い」とい

    ライトノベルもケータイ小説も太宰治も、文学として馬鹿にはできない。 - ときまき!
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