git mergetoolに使えるツールとして、デフォルトで"emerge"というのが用意されており、Emacs使いはこれを使えばEmergeでマージが行えるわけだが、難点もある。ひとつは、新たなEmacsインスタンスを起動してしまうということだ。起動に無駄な時間が掛かるし、マージにあたって既存のセッションで開いているファイルをその場で参照できないのは不便だろう。もっとも、これはemacsclientを使うようにして、Emergeの呼び出し方を少し直せば済む。もうひとつは、EmergeではなくよりモダンなEdiffを使いたいということだが、これは思ったほど簡単ではないのでわざわざこうして記事を書くことになった。 というのも、Emergeにはemerge-files-with-ancestor-commandという便利なものがあり、「マージが終わったらマージ結果を保存して即終了」ということが