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ブックマーク / jp.ign.com (18)

  • 「IGN JAPAN ゲームオブザイヤー2023」ノミネート作品を発表!

    今年はゲーム史上最高の年だったのでは? と議論されるくらい、2023年は豊作の1年間だった。そのなかからベストゲームを選ぶのは簡単ではないが、もちろんIGN JAPANでは今年もゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)を実施していく。私たちが考える2023年のベストゲームTOP 10をランキング形式で紹介するのに加え、部門別でも今年の最優秀作を考えた。 25名のIGN JAPANライターによる投票、そしてコアスタッフの議論を経て、ノミネート作が決定した。部門別の結果は12月6日、TOP 10の結果は12月7日に発表する予定だ。 紹介を始める前に、IGN JAPAN GOTY 2023の対象範囲と注意点を確認してほしい。 2022年12月1日~2023年11月30日に発売されたゲームが対象 2022年12月に発売されたタイトルも対象となり、これらには『ドラゴンクエスト トレジャーズ 』などが含

    「IGN JAPAN ゲームオブザイヤー2023」ノミネート作品を発表!
    Lian
    Lian 2023/12/02
  • 『Laika: Aged Through Blood』レビュー 「トライアルズ」的バイクと血みどろガンアクションの融合、フェミニズム風味

    バイクとガンアクションの融合。2、3年前だったら「ついに来た!これはおれがずっと待ち望んでいた夢のアクションゲームだ!」なんて書き出しでレビューを始めていただろうが、奇妙なことに、モータースポーツやスケートがアクションゲームでフィーチャーされるのは最近の流行のひとつになっており、いろいろなゲームがバイクに乗って銃をぶっ放したがっているように見える。 『Laika: Aged Through Blood』はそんなムーブメントのなかで際立った個性を見せる快作である。「父」の話ばかりされているアクションゲームで「母と娘」の関係や感情をフィーチャーし、戦いや暴力を一歩引いた目線で見ていて、ゲームプレイもトリガーハッピーなタイトルとは一味違う。新しさゆえのガタつきがないわけではないが、ゲームの要素の多くは成功していて、かなり満足感の高いタイトルになっているのである。 スペイン、マドリードを拠点とする

    『Laika: Aged Through Blood』レビュー 「トライアルズ」的バイクと血みどろガンアクションの融合、フェミニズム風味
    Lian
    Lian 2023/11/04
  • 「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だとマイクロソフトが主張、裁判の文書から判明

    マイクロソフトが、「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だと考えていることが裁判に関する文書から判明した。 この文書は、マイクロソフトによるActivision Blizzard買収案に仮差し止め命令を出すかどうかを決める、連邦取引委員会(FTC)とマイクロソフト間の裁判で公開されたものだ。 価格に言及した段落で、マイクロソフトはジャクリーン・スコット・コーリー判事に対し、Nintendo SwitchはXbox Series XやPS5と同じ市場で考えられるべきだと説得を試みており、これによってXboxがコンソール市場で3番手になったというイメージが強まると考えている。 そしてこの段落の最後では、以前から噂されていたPS5 Slimの存在だけでなく、その価格にまで触れていることから、ソニーの社長を務めるジム・ライアンを苛立たせるのは確実だ。IGN USはソニーにコメントを求めて

    「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だとマイクロソフトが主張、裁判の文書から判明
    Lian
    Lian 2023/07/05
    携帯型のやつはリモートプレイ専用っぽいから、頑張れば可能なんでは?
  • 「うたわれるもの」スピンオフ『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』体験版プレビュー

    『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』はギャグとシリアスの緩急が心地よく、先の読めない展開でプレイヤーを魅了してきた人気シリーズ「うたわれるもの」に連なる作品として、ファンから大きな期待を寄せられている。「RPGを面白くするのは、物語だ。」というキャッチコピーを掲げており、シナリオに力を入れているようだ。制作陣の言うとおり体験版部分のシナリオも非常に引きのあるシーンの連続で、物語の先が早く見たいと思わせるものとなっていた。しかし肝心のRPG部分は洗練されているとは言えず、プレイ中に違和感を覚える場面が多くあったのが惜しい。 作は2022年11月17日にPS4/PS5/PCSteam)で発売予定である。PS4/PS5のダウンロード版を事前購入することで、早期アクセスができ11月15日よりプレイが可能だ。体験版は3章の途中まで5時間ほどプレイすることができた。これは製品版の10パーセント程度と

    「うたわれるもの」スピンオフ『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』体験版プレビュー
  • 精神疾患を巧みに表現した異形のビジュアルノベル『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』と『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についていえること

    作を一言でいうと異形の「メンタルヘルスビジュアルノベル」。アートは8bit風で不安を煽るような描かれ方をしている。選択式アドベンチャーでテキストボックスがあり、そこで主人公の女の子が喋る。地の文はない。ワンスルー10分とシンプルな作だが英語圏でたいへんな話題になっている。 1人で喋る主人公。 “牛乳を買いに行くおつかいに出かけて家に帰る”までがゲームプレイの全容だ。だがその間の「会話」が著しくほかのゲームと異なっている。主人公の少女は、心か頭の中の声と会話するのだから。そしてその声はプレイヤーが担う、プレイヤーは数々の選択肢によってメタ的に接することになるのだ。 少女は一見無邪気なような発言をする。 筆者は精神疾患として双極性障害を患って長い。長い間闘病しながら、もはや病とともに生きることを当たり前としている。精神疾患を患っている知人も多い。よって一定の知識がある。 中には統合失調症

    精神疾患を巧みに表現した異形のビジュアルノベル『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』と『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についていえること
  • ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー

    稿は日時間2020年12月10日にリリースされるCD PROJEKT REDの新作、『サイバーパンク2077』のレビューである。筆者は同年12月1日午後7時53分にレビュー用のビルドを受け取り、12月7日午後12時43分に62時間のプレイを終えて、稿を執筆した。このプレイにおけるキャラクターのビルドはセックスが女性、ジェンダーも女性、性的指向はバイセクシャル。ルーツはノーマッドで、アビリティの特性はカタナ使いのネットランナーである。 レビューに使用したメインの機材はヒューレット・パッカード社製”OMEN”シリーズの880-110jp。搭載CPUはIntel社製第8世代Coffee Lakeの8700K、グラフィックス・カードはNvidia社製GeForce 1080Ti。メモリーはブランド不明の32GB、ゲームデータ保存先はブランド不明のSSD。フレーム・パー・セカンドは全グラフィッ

    ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー
    Lian
    Lian 2020/12/08
    ずっと前から待ってて予約もしているが、期待半分不安半分という感じだな
  • 業界人が選ぶ、過去10年で最も優れていたビデオゲーム

    記事を読み進めて、J・アレン・ブラック氏、フィル・ハリソン氏、神谷英樹氏、ヨコオタロウ氏が選ぶ過去10年間で最もお気に入りの作品とその理由をチェックしよう。 プラチナゲームズ 稲葉敦志(『ベヨネッタ』) 『グランド・セフト・オートV』と『Monument Valley』です。GTAVは、当に面白いオープンワールドゲームのひとつの究極到達点だと思います。『Monument Valley』は、AAA一辺倒だったゲーム業界に地殻変動を起こしたようなインパクトがありました。現在のインディー隆盛に繋がるトップランナーだと思います。 カプコン 川田将央(「バイオハザード」シリーズ) あっという間の10年で、いろんなタイトルを遊んではきましたが、インパクトがあったタイトルはそこまで多くありません。それでもこの10年で最もインパクトがあったタイトルは間違いなく『Pokémon GO』だったと思います。2

    業界人が選ぶ、過去10年で最も優れていたビデオゲーム
  • 『Ori and the Will of the Wisps』レビュー

    2015年に発売された『オリとくらやみの森』は、悪い部分を見つけ出そうとしても、小さな欠点を探すことすら難しかった。Moon Studiosは、おとぎ話のように魅力的であるとともに切なさも持つ世界観と、プレイヤーのスキルが問われる緊張感のあるプラットフォーミングを組み合わせたゲームを作り上げ、同作は発売から年月が経った今も色褪せていない。そして続編である『Ori and the Will of the Wisps』は、その前作を下地にさらに素晴らしい作品にすることに成功し、前作の焼き直しに落ち着くことはなかった。これまで以上にゲームの幅は広がり、作りこみもより細かくなり、プレイヤーがとれる選択肢も増え、ゲームの中の多様性も高まった。美しい色彩と光で包まれた環境と、心を動かされるサウンドトラックを耳にしながら、その作りこまれたゲームプレイを体験することができる。 各エリアが持つ雰囲気を表現す

    『Ori and the Will of the Wisps』レビュー
    Lian
    Lian 2020/03/16
  • 2010年代のゲームを振り返ろう!ここ10年で最高の30本はこれだ!

    3Dプラットフォーマーがマイナーになったのは、何も2010年代に始まったことではない。それでもこのジャンルの魅力を示し続けてきたシリーズがあるとすれば3Dマリオだ。『スーパーマリオ オデッセイ』は記憶に新しいし、格的な協力プレイを実現した『スーパーマリオ 3Dワールド』も捨てがたい。だが、3Dマリオの核となる要素が素晴らしいゲームデザインであるとするのならば、それが『スーパーマリオ ギャラクシー2』ほど凝縮されたタイトルは他にないだろう。ひとつの惑星から次の惑星へと移動して、その度にゲームの目的やルールが変わる多様性には圧倒される。ヨッシーも敵をべるのはもちろん、猛ダッシュから身体を風船のように膨らませるギミックまであり、とにかく無限のクリエイティビティが際立つタイトルだ。――クラベ・エスラ ファイナルファンタジーXIV(2010年) 『ファイナルファンタジー14』は、ゲーム質とは

    2010年代のゲームを振り返ろう!ここ10年で最高の30本はこれだ!
    Lian
    Lian 2020/01/27
  • 種族入り乱れる近未来、カフェに集う人々の物語とは?『Coffee Talk』BitSummitプレイレポート

    BitSummitには多くの注目作が集まり、長蛇の列が形成されることも少なくない。今回のBitSummit 7 Spiritsでも注目作を触れてみたいと多くの参加者が列をなしていた。なかでも私が注目したいのがビジュアルノベルゲーム『Coffee Talk』である。 作はすでにデモ版がSteamにて公開されており、家でもBitSummitでの展示内容とほぼ同じ内容を遊ぶことができる。デモ版にない追加要素はあるものの大きな変更や新たなチャプターの公開はなかった。しかし、だというのに作のブースには常に列ができており、それだけこの作品への関心の高さを感じさせた。来場者の関心を掴んだその理由とは? 今回はあらためてその魅力をお伝えしよう。 『Coffee Talk』はインドネシア・タンゲランに拠点を置くインディーディベロッパー「Toge Productions」のディレクターであるMohamma

    種族入り乱れる近未来、カフェに集う人々の物語とは?『Coffee Talk』BitSummitプレイレポート
    Lian
    Lian 2019/06/04
    おおよそVA-11 Hall-Aじゃん……
  • このゲームバランスはもはや達人の域だ――「Into the Breach」プレビュー

    このユニットのHPは残り3……狙われている都市は三カ所、狙われているユニットはニ体、そのうち一体は動かなければ破壊される……さあ、どこを動かすか……あの砲撃型の怪獣の射線に攻撃を加えて、マス目を動かしてみるのはどうだろう……うん、いい感じだ……待てよ、こいつの攻撃順はあのユニットよりも後じゃないか。砲撃型を動かすよりもほかの怪獣を射線に入れるほうがいいな……よし、このあたりはこれで大丈夫だ。あとニ手……。 …………。 待て。これ、詰んでいるんじゃないか……? 動かせるユニットはあとニ体……守らなければならない都市は二カ所、こちらのユニットを狙っている敵もいる……こちらの白兵型であの怪獣を動かすのは悪手か? いや、それ以外にどうしようもない、この戦術の上に組み立てていくほかない。しかし……。 ……(十五分後)そうか! 砲撃型をこちら側に動かしてあの怪獣を撃てば、一手省略できる……それから白兵

    このゲームバランスはもはや達人の域だ――「Into the Breach」プレビュー
    Lian
    Lian 2018/04/29
  • 【完全ネタバレコラム】世界を大いに盛り上げる「Doki Doki Literature Club」の真の目的と少女たちからの救難信号

    「Doki Doki Literature Club」はホラーゲームです。このことを軽く受け取らないでください。もしもあなたが下記にするいずれかの事象に影響されている場合、どうか「Doki Doki Literature Club」をプレイしないで下さい: ・病 ・自殺 ・自傷 ・虐待 上記のリストは完全なものではありません。もしもあなたが自分の精神的健康に不安を覚えてこのページを閲覧しているならば、あなたはこのゲームに不向きであると予想されますから、プレイするべきではないでしょう。 あなたの念慮に感謝し、安全をお祈りいたします。 「Doki Doki Literature Club」コンテンツ警告ページ 「ときめきメモリアル」の時代においてすら、そこに登場する美少女たちは、ひとりの人間として扱われてきた。あの作品においては、プレイヤーは主人公の技能を磨き、より魅力的な人間になるよう努力

    【完全ネタバレコラム】世界を大いに盛り上げる「Doki Doki Literature Club」の真の目的と少女たちからの救難信号
  • 梅本竜に大谷幸、日本のアニメやゲームに多大な影響を受けた「VA-11 Hall-A」コンポーザー特別インタビュー

    昨年、日版が発売されたサイバーパンクバーテンダーアクション「VA-11 Hall-A」。IGN JAPANではレビューの他、インタビューやイラストコンテストなど様々な記事を公開してきたが、その音楽に深く触れることは少なかった。プレビューでも指摘しているように、作の音楽は2010年代からインターネット上で流行している「Vaporwave」と呼ばれるキッチュなジャンルを基調としながら、日の80年代OVAや初代PS時代のゲームOSTに影響を受けている。そういった文脈を別としても作のサウンドトラックはそのゲーム独特のレトロでサイバーな雰囲気にマッチして多くのファンに愛されてきた。 そこでIGN JAPANでは作の音楽の魅力を伝えるために、コンポーザーのGaroadことマイケル・ケリー氏にインタビューを行った。彼の生い立ちや経歴、そして影響を受けた音楽やアニメ、そして今後のプロジェクトなど

    梅本竜に大谷幸、日本のアニメやゲームに多大な影響を受けた「VA-11 Hall-A」コンポーザー特別インタビュー
    Lian
    Lian 2018/01/23
  • 「VA-11 Hall-A」は、南米文学史に加えられるべき傑作である

    (ヴァルキューレたちは)戦死者たちの魂を集めて、それをオーディンの雄大なる楽園へと運んでいく。天井が黄金でできていて、たいまつではなく抜き放たれた剣の数々に照り映えるそこの「戦死者の大広間」、ヴァルハラで、戦士たちは夜明けから日暮れまで戦った。そのなかで斃れてしまった者たちもふたたび生き返り、そこで一同は神の宴を共にし、不死の猪の肉や角の盃に盛った尽きない蜂蜜酒をふるまわれた。 ――J.L.ボルヘス、M.ゲレロ著『幻獣辞典』、項目「ヴァルキューレ」より ゲームのなかに展開される虚構世界は、いつもヴァルハラめいている。RPGでも、FPSでも、STGでも、私たちはあらゆる魂をはじめからやりなおし、あらたな戦いに向かうことができる。先日、日語版がリリースされた名作「VA-11 Hall-A」も、この類型の例外ではない。しかしその手段は、こんにちのビデオゲームにおいて、もっとも先進的なものだ。

    「VA-11 Hall-A」は、南米文学史に加えられるべき傑作である
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    Lian 2017/11/27
  • 個性的で普遍的な魅力を持ったサイバーパンクアドベンチャー「VA-11 Hall-A」レビュー

    フランスの批評家ロラン・バルトの有名な箴言に「人はつねに愛するものについて語りそこなう」というものがある。これは文学や映画音楽に当てはまるだけではなく、当然、ビデオゲームにも当てはまるだろう。作「VA-11 Hall-A」のインタビューやプレビューなどを私は既に数多く書いているが、それらの中で作への愛を隠していない。そのため今回のレビューはどちらかと言えば、気乗りしないものだ。自分の好きな作品をより多くの人に伝えたいという気持ちが強い反面、恋は盲目となり、筋違いの評価を他人にも押し付けてしまうからだ。 とはいえ、今回、レビューにあたってPC版でプレイし直したが、良くも悪くも作の個性を改めて思い知った。苦しい作業とはいえ、ある種のオトシマエとしてこのタイミングとしてレビューを書くのは悪くはない。過去を精算して未来に歩み出すのが、作のひとつのテーマである以上、発売前から(勝手に)熱狂

    個性的で普遍的な魅力を持ったサイバーパンクアドベンチャー「VA-11 Hall-A」レビュー
    Lian
    Lian 2017/11/24
  • 「ウィッチャー」開発者、「Cyberpunk 2077」は「予定通りに進んでいる」

    Twitterの投稿によれば、CD Projekt Redは「Cyberpunk 2077」を現在も鋭意制作中だという。 「『Cyberpunk 2077』の開発は予定通りに進んでいますが、時間をかけています」とCD Projekt RedはTwitterで投稿した声明文で述べている。「作の場合、沈黙は偉大なゲームを作るための代償なのです」。このメッセージは、CD Projekt Redの共同設立者Marcin IwinskiとスタジオヘッドのAdam Badowskiによる共同声明となっている。 この投稿は、最近、同スタジオから人材が流出していることに関し、「Cyberpunk 2077」が延期されるのではないかと心配するプレイヤーの懸念に反応したものだ。「人材流出、たとえばそれが重役だったとして、それはプロジェクトの危機に繋がるのでしょうか?」とCD Projekt Red。「このよ

    「ウィッチャー」開発者、「Cyberpunk 2077」は「予定通りに進んでいる」
    Lian
    Lian 2017/11/02
  • 『メッセージ』という円環(の隙間)

    5月19日から全国の劇場で公開しているSF映画『メッセージ』。SF作家テッド・チャンの「あなたの人生の物語」を原作としながら、『ブレードランナー』の続編に抜擢されたドゥニ・ヴィルヌーヴを監督にしたSFファンなら必見の映画。その作品の系譜をSF作家の新城カズマが「ファーストコンタクト」を切り口に入れ子状のテキストで読み解いていく。その断片の深層にあるものは何か、実際に読んで確認してほしい。 ※赤いリンクをクリックすることでテキストが展開されていきます。 歴史上、人類以外の知的存在とのファースト・コンタクトはこれまで三度あったし、だから今回は四度目だ……と断言する前に、まずは少々説明を。 今回、とはもちろん映画『メッセージ』(監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ、脚エリック・ハイセラー、合衆国公開2016年)のことで、それ以前の三つは1977年11月、1945年11月、そして1492年10月に発生してい

    『メッセージ』という円環(の隙間)
    Lian
    Lian 2017/05/30
    注釈芸だ
  • 【電遊奇譚:其一】 身を滅ぼしてまでゲームに打ち込む理由

    死ぬほど不幸になってもいいではないか。 それも人間の可能性のひとつである。 ――ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『反哲学的断章――文化と価値』 人生をだめにするほどビデオゲームに没頭した経験をもつ人は多くいるだろう。そこからどのようにして生き延びたかが問題だ いまから10年前の2006年のこと、私はもっとたくさんビデオゲームを遊ぶために高等学校をドロップアウトした。これはいい。私はさらに――意識してそうしたわけではないが――それまでにあった交友関係をすべて遮断した。これもまあいい。問題は、それから色々なところでアルバイトとして働き、その店のじゃまをして給料をもらっていたことだ。当時の私がいったい何を考えていたのかは定かではない。確かなのは、ビデオゲームがやりたくて仕方がなかったことだけだ。 そうまでしてやりたかったゲームとは、「Wolfenstein:Enemy Territory」であ

    【電遊奇譚:其一】 身を滅ぼしてまでゲームに打ち込む理由
    Lian
    Lian 2016/11/28
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