『迷宮の天使〈上〉 (創元SF文庫)』 ダリル・グレゴリイ,小野田 和子 東京創元社 2,866円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 『迷宮の天使〈下〉 (創元SF文庫)』 ダリル・グレゴリイ,橋本 輝幸,小野田 和子 東京創元社 2,866円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 子どものころは素朴に、科学思考が信仰や神秘体験を駆逐すると思っていた。合理と実証をつきつめれば神や霊は否定しうる、と。もちろん、実際はそんな単純ではない。科学思考と信仰はじゅうぶんに両立する。 『迷宮の天使』が面白いのは、信仰を心の問題ではなく、大脳の状態として扱っている点だ。主人公のライダ・ローズはかつては気鋭の神経科学者だったが、薬物「神聖(ヌミナス)」を過剰摂取して以来、天使ドクター・グロリアが見え
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