本書はいわば「ポスト理論」時代の文学理論入門書である。原書は出版後、講義用テキストとして使われ、版を重ねてきた。ワークブックとしての性格を併せもち、批評の実践を経験することで、難解な理論も消化しやすくなる。(原書 Peter Barry, Beginning Theory : An Introduction to Literary and Cultural Theory. 3rd edition. Manchester University Press, 2009,338p.) [ここがポイント] ◎ 「ちょっと考えてみよう」コーナーを設け、ディスカッションができるよう工夫 ◎ 大学の講義用テキストとして新しいスタンダードの入門書 ◎ 文学愛好家に必携の書 謝 辞 第二版のはしがき 第三版のはしがき 序 論 第1章 「理論」以前の理論 ――リベラル・ヒューマニズム 第2章 構造主義 第3章