セイコーインスツル株式会社(SII)の発表によると、同社は、電子辞書事業から撤退するそうだ(tagga氏の日記)。 最大手のカシオと二位のシャープに押されていたこともあるが、最大の理由は発表にもあるとおり、スマートフォンやタブレット端末の辞書機能の充実と普及により、専用機の需要が減っているからだろう。専用機ならでは使いやすさという面から電子辞書の需要は続くと思われるが、ワープロ専用機が消えたように、電子辞書が無くなる日が来るのかもしれない。 SIIの撤退により、電子辞書市場は実質カシオとシャープの二社に占められることとなる。しかし、英語や中国語、韓国語以外の外国語学習者にとっては以前からカシオ一択という状況になっており、こうした事もあってか市場ではカシオが優位を保っている。上記の例も含め、シャープには充実した商品を期待したい。 皆様の辞書環境はどうなっているだろうか。何かこだわりがある方は