まず背景を説明しておくと、私は2017年の4月に修士卒の新入社員として「日本出版販売(日販)」に入社しています。自分の本屋を30歳までにひらくという目標を立てて、入社時には24歳になるから6年間、まずは業界の全体を見渡せる仕事をして知識と経験を……と目論んでのことでした。それで就活の時期がやってくる前から、主に都内各地で開催されていた本屋関連イベントに参加したり、そこで知り合った出版業界関係者に話を聞いたり色々なところに連れていってもらうなどして、ひたすら「勉強」をしていました。2015年〜2017年くらいは、いわゆる「独立系書店」と呼ばれるものが勃興していた時期のひとつで、それはいまもそうなんですが、いまの空気とはまた違った「始まり」感がありました。少なくとも私はそのように感じていて、その波にうまく乗ったのだと思います。独立系書店での出版記念イベント、「本(屋)の本」に関するイベントがた

