テレビ業界の奇才・土屋雅史は、最初のゲームの最初のスタメン発表でJリーグと代表が繋がる意味を噛み締めていた。 3月27、31日とハリルホジッチ監督が就任してから初の国際Aマッチが実施される。招集されたメンバーは新顔を多数含む大所帯。『J論』では、「先発? 戦術? 記者会見? 私は新生日本代表の初陣でこの一点を注視する」と題して、あらためてこのシリーズにフォーカスする。最後に登壇するテレビ業界の奇才・土屋雅史は、最初のゲームの最初のスタメン発表でJリーグと代表が繋がる意味を噛み締めていた。 ▼権田修一という選択 「当然だろう」という想いと「なるほどな」という想いが交錯する、スタメン発表の最初に呼ばれた名前。その日、私は会社でテレビのモニターを見つめていた。 通常、サッカー中継のスタメン発表というのは、ほぼ例外なくゴールキーパーから紹介される。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が自らの初陣となった