将棋を学び始めたころは勉強すればするほど強くなったような気がしたものです。ところが、しばらくすると上達速度が落ちてきて、しまいには「かえって下手になっているんじゃないか」と悩んだり。 そのような上達の揺れについての論文『長期的技能習得データの「見晴らし台」とその意義』についての解説記事がありました。この論文は計算機科学者・翻訳者としても著名な木村泉先生※2によるもので、みそさざいという折り紙を「15万回折り続け、折るのにかかった時間がどのように変化したかを記録」したものです。 ※1 第50回 練習の効果 | WIRED VISION※2 直接お会いしたことはありませんが、今は亡き雑誌bitの記事や書籍、ジェラルド.M.ワインバーグ先生の著作の翻訳等、大変勉強させていただきました