15年実施調査 樋口さん「巡り巡って女性流出一因に」 女性議員の割合が少ない自治体ほど、若い女性の人口減少率(推計値)が高い--。評論家の樋口恵子さんが2015年に実施した調査でこんな結果が浮かび上がった。 女性が活躍できる場が少ないから女性が出て行くのか。元々女性が少ないから議員のなり手もいないのか--。「ニワトリとタマゴ」の関係かもしれないが、樋口さんは「政策決定の場で女性の意見が大事にされてこなかったことが、巡り巡って女性流出の一因になっているのではないか」と分析している。 樋口さんは、民間研究機関「日本創成会議」が14年5月に発表した「消滅可能性都市」と、市町村議会の女性議員の割合の関係を調べた。「消滅可能性」は、若年(20~39歳)の女性人口が10年からの30年間で5割以上減るなどの条件に基づき示されている。
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