2015年あたりから徐々に店舗数を増やしている飲食店のジャンル「間借りカレー」をご存知だろうか? 昼と夜の母体が一緒の「二毛作カレー」も含め、居酒屋などの空いた時間を利用し、カレー店として営業しているのが特徴で、少ない初期投資で飲食店を始めたい若者から人気の業態だ。人気を集めたお店がそのまま独立することもあり、高円寺の「スパイスカレー青藍」や雑司ヶ谷の「カリー・ザ・ハードコア」はその例である。 将来、人気店になる可能性がありジュニア時代から若手俳優を追いかける主婦のように青田買いするカレーマニアは多い。また、街の隅でひっそりと始めていて「あれ? こんなところに」と見つける楽しさも人気の理由。コロナ禍で下火になっているとはいえ未だに根強いファンも少なくない。 本業は様々でダイニングバーや居酒屋、イタリアンレストランなど多岐にわたる。筆者も本屋の間借りカレーなど幅広い店舗をチェックしているが、
