食事は文化であり、各々の国の地理的環境や民俗習慣が容認と拒絶を繰り返します。アメリカが得意とするファストフードですが、1970年代初頭の日本が、コレを容認するようになった理由は? 小生は、「女性の家事からの解放と人々の時間意識の変革とエエかっこしいからだ」と考えています。ハンバーガー、フライドチキン、ドーナツなどは、どれも子供っぽい味です。美味を語るより、便利や恰好から選択すべき食べ物です。食べ過ぎれば栄養が偏ることは、大半の日本人が知るところでも、ファストフードを利用すれば、炊事の手間と時間の有効活用が可能になるのです。食事の本質を忘れても、飢えない時代に入ったのです。 ただし、国内事情から指摘すれば、アメリカ式ファストフードは新参者です。広告収入が前提の報道は、「旨い」「安い」「早い」を強調します。テレビ番組は、新メニューが出れば、また旨くなったと煽ります。煽られたヒトは食べに行きまし