当取材班では以前にも「電波住宅」と称した、落書き張り紙だらけのカオスな民家の数々に迫ってきた。大田区東糀谷の物件、それに杉並区高円寺の物件、それぞれ家の主が何らかの変調を来して、自分の家の外装一面にまるで邪気封じのまじないでも掛けるがごとく、大量の意味不明な文章を直接外壁に書いたり張り紙を貼りつけたりしている。 今回タレコミを受けて我々は埼玉県蓮田市を訪れた。大宮からさらに宇都宮線を乗り継いだ先にある田舎町。小向美奈子の地元だったりするくらいで特徴のない街だ。 そんな蓮田市の西の外れにある上平野地区の一角に、主を失い荒れ果てたままになった一軒の「黒い家」がある。聞いた所によると地元では超有名な心霊スポットになってしまっている。こんな異様な家がデデーンと幹線道路沿いにあるし近くを通りがかっても嫌でも目に付く位置にあるので当然だろう。 2階建ての家は見るも無残な状態だ。放火されたのか知らぬが真