突然ですが、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を接種することにしました。 私は医師です。HPVワクチンが安全であること、有益であることを知っています。HPVワクチンを接種しても、せいぜい注射が痛いくらいで、何も悪いことは起こらないと理解しています。アラサーの自分にとっても接種する利益があると判断し、接種することにしました。それなのに、予約の電話を済ませた日の帰り道、なんだか漠然とした不安を覚えました。まさか自分がそんな気持ちになるとは夢にも思っていなかったので、我ながら不思議でした。安全だと理解しているHPVワクチンに対して、なぜこのように不安な気持ちになってしまうのでしょう。自分なりに考えてみたことを、文字として残してみることにしました。 (HPVワクチンってなに?安全なの?という方がもしいらっしゃったら、Googleで「HPVワクチン」と検索してみてください。一番上に「公益社団法人