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ブックマーク / monokaki.ink (3)

  • 「絶賛か激怒しかいらない」これぞメフィスト賞|「メフィスト賞」岡本淳史&都丸尚史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

    中学生の頃、小説といえば「講談社ノベルス」しか読んでいなかった。といえば過言になるが、京極夏彦、森博嗣、清涼院流水、乾くるみ、殊能将之、舞城王太郎、西尾維新といった綺羅星たちを輩出した、このレーベルだけは特別だ――そんな「読み」は、少なくないのではないだろうか。 破天荒な作家たちを生み出した「メフィスト賞」もまた、破天荒な新人賞だ。賞金なし、〆切なし、下読みなし。公募新人賞というよりも持ち込みに近い形態だからこそ、「一作家一ジャンル」とも呼ばれる超個性派を生み出し続けているのだろう。ミステリの枠を超え、日の現代小説をアップデートし続けてきた同賞の裏側を、岡淳史さんと都丸尚史さんに聞いた。 下読みなし!全作品、編集部が直接目を通します ――メフィスト賞は開催概要からとてもユニークな賞ですね 岡:一次選考から編集者が直接目を通して、受賞作を決めています。他の賞だと、最終選考は作家の方に

    「絶賛か激怒しかいらない」これぞメフィスト賞|「メフィスト賞」岡本淳史&都丸尚史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
    Louis
    Louis 2021/01/26
    月刊モーニング時代にトラブルを起こした都丸尚史氏、メフィスト賞に関わってるのか
  • 「就活」というリアルとアンリアル|朝井リョウと加藤シゲアキ|仲俣暁生|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

    平成という時代を象徴する小説家を一人だけ挙げようとすると、この時代のどの時期に着目するかによって大きく変わってくる。前半はまだ「J文学」などというくくりも可能だったが、後半になるにつれ小説ジャンルの幅も広がり、掲載媒体もウェブを含めて多様化していくが、逆に出版産業の市場は急速に縮小していったからだ。 そこで思い切って後期平成、つまり平成20年以後に絞って考えることにする。西暦でいうと2008年以後に登場した若手のなかで、抜きん出て成功した者を一人挙げるとすると、「平成生まれ」の一人の小説家の名が思い浮かぶ。平成21年に『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞してデビューした朝井リョウである。 朝井リョウは平成元年生まれで、デビュー時は平成19年に改組されたばかりの早稲田大学文化構想学部に在学中だった。卒業後は会社員として勤めながら創作を続け、長編4作目の『もういちど生まれ

    「就活」というリアルとアンリアル|朝井リョウと加藤シゲアキ|仲俣暁生|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
    Louis
    Louis 2020/12/18
    『何者』は早稲田の人らしいアッパークラスの悩みとしか思えなかったのであれが「リアル」な人たちもいるんだな羨ましい、という印象。
  • 「自分が読みたいもの」を突き詰めると、扉が開く|深緑野分 インタビュー|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

    暇な時間ができると、祖母は玄関先のポーチにあるロッキングチェアに座ってゆらゆら揺れながら、アイスティーを片手にのんびり外を眺めた。舗装された道路を丸っこい形のフォード車が走り、緑の茂みは湿気に潤い、隣の家の二階からジャズが流れてくる。トランペットとドラムのはずむ音色に指先でリズムを取る祖母を、玄関の網戸越しに観察していると、僕の視線に気づいた彼女は振り向き、決まってこう言うのだ。 「五感に訴える文章」はこう書くのだ、というお手のようなプロローグ。網戸越しに見える祖母の姿、管楽器の音色、氷で薄まったアイスティーの味、排気ガスの匂い、夕方の気怠い空気―― この文章が、1920年代にルイジアナに生まれた白人男性作家が書いたものの翻訳だと言われても、きっとわたしは信じただろう。しかし著者プロフィールを確認すると、自分と同年代の、同国の、同性の作家の来歴がそこにあった。深緑野分、1983年神奈川県

    「自分が読みたいもの」を突き詰めると、扉が開く|深緑野分 インタビュー|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
    Louis
    Louis 2018/09/07
    初めて深緑野分先生のお顔を拝見した、てっきり顔出しNGの方かと思ってた。ということはサイン会、トークイベントも期待して良いのだろうか……。
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