わたしたちは入管収容と送還に反対し、国籍にかかわらず全ての人間の自由な移動と基本的権利のために活動する団体です。おもに東京入管での被収容者との面会は10年以上にわたりおこなっています。 このたび本状をお送りするのは、東京入管による監理措置の運用および被収容者の処遇をめぐる12の問題点について報告し、意見を述べるためです。以下に挙げる問題点のなかには、従来からみられる問題にくわえて、昨年改正の入管法(当方は改悪法と呼んでいますが)の施行にともない生じた新しい問題もあります。これまでの当局の動きを見ているかぎり、長期収容の問題が解決されるとは思えないし、被収容者の人権状況が改善されたという評価もほとんどできません。